とろける、旨味ウニ
初夏から8月にかけて旬を迎えるウニは、もっとも甘みが強く、濃厚な味わいが特徴です。「ウニを和食でも洋食でも楽しみたい」、そんなあなたにお届けしたい、東京で食べられる絶品ウニ料理があります。ウニの持つ甘みや旨味を思う存分、ご堪能ください。
初夏から8月にかけて旬を迎えるウニは、もっとも甘みが強く、濃厚な味わいが特徴です。「ウニを和食でも洋食でも楽しみたい」、そんなあなたにお届けしたい、東京で食べられる絶品ウニ料理があります。ウニの持つ甘みや旨味を思う存分、ご堪能ください。
【うに虎 中通り店】東京・築地
名店ひしめく築地場外で、唯一のウニ専門店が【うに虎 中通り店】です。築地市場に全国から運ばれてくるウニを毎日仕入れているため、鮮度が違います。
なかでも『雅 うに食べ比べ丼
国産5種』は、お店を訪れるほとんどの人が注文するという看板メニュー。この日は右から時計回りに、北海道・釧路のエゾバフンウニ、宮城のキタムラサキウニ、北海道・根室のエゾバフンウニ、青森のキタムラサキウニ、北方四島のエゾバフンウニ。
同じ種類でも、釧路産は上品さが、根室産は濃厚さが際立ちます。無添加の北方四島産は、とろける食感が美味なのです。
「ウニは個体差の大きい食材なんです」と教えてくれたのは、料理人の嵯峨氏。一般的に、バフンウニは甘みが強く、ムラサキウニは上品な香りが特徴とされています。
ところが、同じ種類でも、産地によりエサとなる昆布などの海藻類が異なるため、色も味も風味も変わるのだそう。
「オレンジ色の、形の揃ったウニが寿司店の定番ですが、色が濃かったり、逆に薄かったりするウニも、負けず劣らずおいしいんです。この味の違いを楽しめるのは、専門店ならでは」と嵯峨氏。
どのウニも、最初のひと口は何もつけないで味わうのがオススメ。ウニ本来のコク深い甘みと磯の香りが口いっぱいに広がり、魅惑の美味にとろけてしまいます。
とりわけ、旬を迎える6月~7月のウニは、雑味がなく味が濃いのだそう。この時季だからこそ楽しめるウニの奥深い魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
【リストランテ ホンダ】東京・外苑前
一口頬張ると、まるでウニそのものを食べているかのよう――。そんな濃厚ウニのパスタに出会えるのは、東京・北青山にあるイタリア料理の名店【リストランテ ホンダ】です。
その時季、最も状態の良いウニを用いてつくる生ウニのタリオリーニ。この日は、別名「白ウニ」とも呼ばれる、上品な甘みが特徴のムラサキウニをつかったものが供されました。
ウニの甘さを引き出すために、ソースには生クリームを一切使用せず、たっぷりのウニをペースト状にしてトマトソースや発酵バター、ニンニクオイルを合わせています。余計なものは加えずに、ウニの旨味や甘味に対し、トマトの旨味や酸味でバランスよく構成。さらに、生臭さを消すニンニクオイルを加えることで、ウニの味わいをグッと引き立たせています。
「ウニのパスタを食べているのではなく、『ウニそのものを食べている』。お客様にそう感じていただきたいのです」とシェフの本多氏。味もさることながら、盛り付けの美しさにも心奪われるイタリアンの名店で、贅沢なひとときを。
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。