饗宴を華やかに彩る伊勢海老
「伊勢海老」は秋から冬にかけて旬を迎える食材。この季節は、饗宴を華やかに彩る「伊勢海老」を堪能してみませんか。伊勢海老料理に出会える厳選5店舗をご紹介します。
「伊勢海老」は秋から冬にかけて旬を迎える食材。この季節は、饗宴を華やかに彩る「伊勢海老」を堪能してみませんか。伊勢海老料理に出会える厳選5店舗をご紹介します。
【マダムシュリンプ】東京・銀座
日本では高級食材として扱われる伊勢海老。殊に『伊勢海老のテルミドール』はお祝いごとに登場するハレの日メニューです。
今回紹介するのは、銀座の海老専門レストラン【マダムシュリンプ】が提供する逸品です。当初はバル的な要素が強かった同店が「ここでしかつくれない『テルミドール』をつくりたい」とレシピを開発。
弾力のあるフランス産伊勢海老に、ポルチーニ茸のクリームソースとチーズを乗せてオーブンで8分ほど加熱。殻とチーズに覆われた表面を200度で熱しますが、挟まれた海老の身は60~70度をキープ。佐藤靖宏シェフ曰く、これが「伊勢海老の旨味が最も引き出され、水分量もベストになる」という“黄金温度”なのです。
年々改良を重ね、今年はソースにも海老の出汁を加えることで味に深みを付与。このアレンジはワインとの相性が前提にあり、その年に押し出すワインに合わせた味付けを施しているほど。
ひと口目は柔らかい海老と濃厚なソースを噛みしめ、ふた口目はワインとともに。記念日には伊勢海老とワインで、大切な人と幸せな時間を過ごしましょう。
【海鮮酒家 海皇】東京・赤坂
昭和49年創業の【海鮮酒家 海皇】は「海鮮中華」というジャンルを日本に浸透させる先駆けになったという海鮮中華レストランです。
同店は創業以来、海鮮料理に傾倒してきた経験値から、魚介類の旨さを伝える調理法には通暁。基本、中華料理は火入れが通過点にありますが、伊勢海老の魅力を引き出すために“生”で供しているのが『イセエビのお刺身』です。
料理長の吉川和幸氏によると「ロブスターやオマール海老は火を入れたほうが美味しいですが、伊勢海老は生が一番美味しい」とのこと。
旬の秋冬に仕入れているのは和歌山県産、静岡県産の国産伊勢海老。殻やヒゲ、さばいた身がピクピクと動くのは、活き伊勢海老ならではの愉しみ方です。紹興酒に漬けることで臭みが抜けたお刺身は、特製中華風醤油だれとともに。プリプリの身肉を噛みしめるほどに、強い甘みが広がっていきます。 おろしたてで伊勢海老を食す、秋冬の贅沢。大切なゲストとの会食の機会には、伊勢海老を食べに誘ってみませんか。
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。