


ぷりぷり、濃厚ホタルイカ
産卵の時期になると富山湾に大量に押し寄せる、春の風物詩「ホタルイカの身投げ」。力尽き、触手が青白く輝くその光景は、幻想的でロマンティック。波打ち際に打ち上げられた雌のホタルイカは、卵を蓄えふっくらと丸みを帯びており、肝が濃厚。そんな獲れたてホタルイカを味わいに、お出かけしてみませんか?
産卵の時期になると富山湾に大量に押し寄せる、春の風物詩「ホタルイカの身投げ」。力尽き、触手が青白く輝くその光景は、幻想的でロマンティック。波打ち際に打ち上げられた雌のホタルイカは、卵を蓄えふっくらと丸みを帯びており、肝が濃厚。そんな獲れたてホタルイカを味わいに、お出かけしてみませんか?
【ekao】東京・恵比寿
恵比寿駅前から徒歩3分と抜群の立地に店を構える、看板のない隠れ家レストラン【ekao】。季節の野菜と旬の食材を使った、四季折々のイタリア料理が味わえます。
食材はオーナー・泉さんの出身地である富山県産を中心に、スタッフの出身地など全国の“思い入れのある”産地から仕入れています。野菜は、泉さんの実家で育てたものや関東近郊から無農薬のものを厳選。濃厚な肝が魅力の旬のホタルイカは、富山湾で獲れたものをメインに使用します。
そんなホタルイカを使った料理の中でまず味わってほしいのが、『ホタルイカと春菊とミモレットチーズのサラダ』です。最も鮮度の良い状態でボイルしたホタルイカを、“苦みの相乗効果”を意識して合わせた春菊やパクチー、ブラウンマッシュルームと和え、ミモレットチーズをパラリとふりかけます。ぷつりと噛み切れるぷりぷりのホタルイカは、コクのある肝の味わいの中にわずかな苦みが広がる、鮮烈な海の味。そこにミモレットチーズの香りが食欲を刺激します。
紫に艶めく、この時期にしか味わえないホタルイカ。春を意識した一皿で、日本海の恵みを堪能してみてはいかがでしょう。
【きになるき】東京・渋谷
完全予約制、メニューは飲み放題つきの店主おまかせコースのみ。渋谷道玄坂上にある【きになるき】は、素材の持つ旨味を最大限に引き出す店主の確かな腕と目で食通から支持される和食居酒屋です。
店の顔となる『熟成生マグロ』を軸に、季節のメイン料理とその時の仕入れ状態で変わるコースメニューを提供。この日のメインは、漁が解禁したばかりの富山湾の生ホタルイカ。卵を抱えふっくらと太った雌を定置網で漁獲するため、粒が大きい上に傷がついておらず、漁場が近いことから鮮度も良好なのです。
コース前半で供されるおでん出汁を使い30秒ほどくぐらせた『ホタルイカのしゃぶしゃぶ』は、弾けるような歯ざわりを程よく残しており、噛むと臭みのない濃厚な肝の味わいが一気に広がるのも魅力。そんな弾力のある粒と滑らかな肝の食感のコントラストもクセになります。早めに上げると生ならではの甘みを、1分ほど茹でると肝の濃厚さが際立ちます。
その時の旬の食材を使い、素材の持つ旨さのポテンシャルを調理法や食べ方で最大限に引き出す【きになるき】。『ホタルイカのしゃぶしゃぶ』は4月15日までの提供となるのでお早めにご予約を。※予約方法は左下に記載
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。