秋を告げる新蕎麦
喉ごしと独特の香りを存分に楽しめる新蕎麦。美味しい蕎麦の基本は、「挽き立て」、「打ちたて」、「茹でたて」の三たて。地域によって「かえし」の味付けや蕎麦の打ち方が異なる『新蕎麦』のおいしいお店をご紹介します。
喉ごしと独特の香りを存分に楽しめる新蕎麦。美味しい蕎麦の基本は、「挽き立て」、「打ちたて」、「茹でたて」の三たて。地域によって「かえし」の味付けや蕎麦の打ち方が異なる『新蕎麦』のおいしいお店をご紹介します。
【神田まつや】東京・神田
蕎麦は原料の質と粉の挽き方が味を決めるといっても過言ではありません。新蕎麦の時期を迎えた【神田まつや】の蕎麦は、茨城産のものを専門農家から仕入れ、指定の製粉会社に細かく指定注文して製粉します。
出来上がった蕎麦は、卵水に小麦粉を混ぜたものをつなぎに、木鉢で良く揉み込み、練って弾力を出してから均等に打ちます。細麺で仕上げることで、喉ごしの良さを引き出すのがポイントです。
蕎麦を味わう「つゆ」は、冷・温で出汁の種類から使い分けます。せいろやざるは、本節と宗田節を混ぜ合わせた出汁に甘味の強いみりんと醤油、砂糖でつくった「本かえし」で、かけなどはサバ節でとった出汁をベースに汁の味を決めていきます。麺と汁のどちらかが突出することなく、程よい塩梅で仕上げることにこだわります。
出来たての新蕎麦は、まず何もつけずに口の中に入れて噛みしめ、口中いっぱいに蕎麦の香りと旬の味わいを堪能するのが醍醐味。続けて濃いめの汁をつけてツルッといただけば、シコシコとした喉越しの良さが江戸の粋を感じさせてくれます。
昔も今も変わらないスタイルを貫く【神田まつや】の蕎麦。老舗ならではの伝統を守り続けています。
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。