ふっくら、炊き立て新米
実りの秋、日本人なら「新米」が恋しくなりますよね。収穫したての米には甘味を引き出す酵素や水分が多く含まれており、ふっくらとしたほんのり甘いご飯に炊き上がります。そんな新米を究極の「銀シャリ」と「炊き込みご飯」で楽しめる東京のお店をご紹介します。
実りの秋、日本人なら「新米」が恋しくなりますよね。収穫したての米には甘味を引き出す酵素や水分が多く含まれており、ふっくらとしたほんのり甘いご飯に炊き上がります。そんな新米を究極の「銀シャリ」と「炊き込みご飯」で楽しめる東京のお店をご紹介します。
【銀座米料亭 八代目儀兵衛】東京・銀座
究極の銀シャリ、と聞いて心躍らない日本人はいないはず。ここ【銀座米料亭 八代目儀兵衛】では、ブレンド米による『究極の銀シャリ』が味わえます。
“五ツ星お米マイスター”の兄・橋本隆志さんがお米を仕入れ、お店が独自に設定したおいしさの基準「甘さ」、「粘り」、「艶」、「白さ」、「食感」、「のどごし」、これらすべてを兼ね備えたお米になるよう混ぜ合わせます。こうしてできたブレンド米を、お米に負担がかからないよう低速・低温で精米していくのです。
炊き上げるのは、料理長である弟・晃治さん。3年半かけ開発したオリジナルの土鍋炊飯釜「Bamboo!!」は、土に特殊セラミックが練り込まれており、遠赤外線放射率が高く、米の内部までしっかりと熱を伝えることで甘さを引き出します。
さらに、この時期出回る新米は通常よりも水分が多く含まれるため、よりふっくらもちもちに。炊き上がりは10秒だけ一気に火力を強くします。「これはお米を立たせるポイントなのです」。
米の選定、ブレンド法、精米、炊き方。すべての工程にこだわり生み出された『究極の銀シャリ』。真のお米の甘さ、旨さにきっと出会えるでしょう。
【おこん】東京・代々木上原
代々木上原駅から徒歩7分、閑静な住宅街の中にある和食店【おこん】。その店主である小柳津さんは、「いかにお米をおいしく食べていただくか」を日々探求しています。
日本全国のお米の旨さを知って欲しいとの思いから、昭和天皇穀物献上農家が栽培する山形県産「ミルキークイーン」をはじめ、産地や品種は問わず多彩にラインナップ。熟成期に入る前の、若々しい味わいが魅力の新米は、富山県の「てんたかく」や佐賀県の「七夕コヒシカリ」などが味わえます。
精米からこだわり、薄皮を一枚残すことで、身と皮の旨さを存分に引き出す「三段飴色精米」という精米方法を東京・錦糸町の【亀太商店】に特注しています。この方法を経て土鍋で炊かれるご飯は、ハリと甘みがあり、粒も輝いています。
その旨さをストレートに感じられるよう、まずは先付けとして白米を提供。そして、段階を踏んで全コースの最後に供される『ローストビーフの土鍋ご飯』では、土鍋ご飯の上にローストビーフやウニ、キャビアなどが贅沢に盛られ、その白米の甘みが濃厚な味わいへと生まれ変わります。
「おいしいご飯は冷めてからが勝負」と小柳津さん。冷めてなお甘い、ご飯の真髄を味わってみてください。
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。