1. ヒトサラ
  2. 旬味への誘い
  3. 冬が旬の食材「寒ブリ」がおいしい東京のお店 千駄木【魚貝三昧 彬】、中目黒【カシーナ カナミッラ】
厳冬の幸「寒ブリ」 厳冬の幸「寒ブリ」 厳冬の幸「寒ブリ」

厳冬の幸寒ブリ

寒さが増す11~2月にかけて旬を迎える「寒ブリ」は、脂がたっぷりとのっているため、濃厚でまろやかな味わいが魅力です。出世魚としてハレの日にも食べられる縁起物、ブリの旨味を和食で、イタリアンで、堪能してみてはいかがでしょうか。

脂がたっぷりとのった天然寒ブリの旨味をシンプルに味わう『天然寒ブリの刺身』

【魚貝三昧 彬】東京・千駄木

地元のみならず遠方からも客が訪れる、
天然鮮魚にこだわった魚介の名店

 開業から25年、天然ものにこだわり続ける【魚貝三昧 彬】は、地元・千駄木のみならず遠方からもお客様が訪れる人気の鮮魚料理店です。

カウンターの他、2階には広々とした座敷があり、足を崩してリラックスした状態で料理を楽しむことができます

 供されるのは、天然の寒ブリを使った刺身とブリしゃぶを含めた魚貝料理の数々。脂がたっぷりとのった日本海側で獲れるブリを、築地市場や足立市場から仕入れ、もっとも旨味が増すタイミングまで寝かせます。

『天然寒ブリの刺身』

2日前に仕入れた島根県産のもの。とくに脂がのっている背の部分は味わい深く、旨いの一言

 まずは『天然寒ブリの刺身』から。とくに脂が多いとされる背の部分は、とろみがあり、その脂と共に頂くお酒もついつい進みます。続く『天然寒ブリのしゃぶしゃぶ』は、中骨でとった出汁にくぐらせることで身がしまり、旨味がぎゅっと凝縮。魚本来のもつ旨さや味わいが生かされた料理の数々に舌鼓を打ちます。

『天然寒ブリのしゃぶしゃぶ』

魚の中骨でとった出汁にくぐらせてポン酢で。2000円~ ※仕入れ値によって異なります(前日までの要予約)

 連日多くのお客様が訪れる【魚貝三昧 彬】は、味もさることながら、価格も良心的。「お客さんに喜んで頂きたいから、お値段据え置きで提供させて頂いております」とほほ笑む窪田氏の、ほがらかで優しい人柄もまた、お店の魅力の一つなのです。

金目鯛、さわら、白子、はまぐり、牡蠣に毛ガニまで入った『海鮮よせ鍋』は、寄せ鍋コースCで頂けます

撮影/岡本 裕介 文/シマアキコ(ヒトサラ編集部)

低温調理で引き出された脂身の旨さ。
旬の寒ブリを使った『寒鰤のコンフィ』で堪能

【カシーナ カナミッラ】東京・中目黒

郷土料理に個性を加味。これからの日本のイタリアンを提案する店

 北イタリア・ピエモンテ州の郷土料理を生かしながら、岡野シェフの感性を加味した現代的なイタリア料理で定評のあるリストランテ【カシーナ・カナミッラ】。ここ数年、冬になるとコースの中で欠かせない存在となっているのが、『寒鰤のコンフィ』です。「季節感を堪能できる食材は、コース内に入れるようにしているのですが、冬はやはり寒ブリですね」。

通路には手描きタイル、天井のシャンデリアは1950年代のもの。色鮮やかな食器類はイタリアで直接買い付けたもの

 凝ったイノベーティブな料理も楽しめるお店ですが、このブリはストレートに。「美味しいものをいじくりまわしても仕方ないですから」とシェフ。食材自体も、産地などのブランドにこだわるより、脂がのった12kg以上のブリを好んで使っているとのこと。オリーブオイルと数種のハーブでマリネし、60度前後の低温でじっくりと火入れされたその身は、見た目のシンプルさからは驚くほどの“ふわとろ”具合です。

『寒鰤のコンフィ 白隠元豆のピューレと柑橘の香り』

日本海岸で獲れる脂がのった12kg以上のブリを使い、低温調理で丁寧に仕上げることで、その脂の旨さが引き出された逸品

 春は桜、夏は万緑と青空、秋は紅葉という景観も人気な目黒川沿いの2階にある店舗からは、冬はイルミネーションを目前に楽しめます。目からも舌からも中目黒の冬の風物詩を堪能してはいかがでしょうか。

ブリの脂身に合う、ソムリエのワインセレクト。果実味や樽の効いた白に加え、バランスの良い赤もオススメとのこと

撮影/大鶴 倫宣 文/梶野 佐智子

全国のおいしいブリ料理が
味わえるお店

フランスの薫りを感じる 『天然ブリの燻製 蕪とコンバヴァの香り』

さくらチップで燻製した函館近海のブリに、柚子こしょうベースのヴィネグレットソースを添えて。エスニックで柑橘系の香り漂う逸品です
北海道・函館

L'oiseau par Matsunaga

0138-84-1858

上質な吟鰤にたっぷりの笹打ち葱を巻いて『愛媛吟鰤の葱しゃぶ鍋(一人前)』

愛媛県宇和島より直送している新鮮な吟鰤を、昆布とカツオをメインにした味わい深い出汁にくぐらせた、至極の鍋料理
東京・八王子

八王子 風味

042-649-1234

玄界灘など地元の旬魚介を使った『寒ブリとタイラギ貝のカルパッチョ』

調味は天日塩と上質EXオリーブオイルのみ。季節の新鮮野菜や魚卵を添えて、彩りと味の奥行きをプラス
福岡・赤坂

ビストロ ゴット

92-741-8655

カレンダー

Back to Top