1. ヒトサラトップ >
  2. 旬味への誘い >
  3. 日本の冬を温める『おでん』
  • photo
  • photo
  • photo
  • photo

旬味への誘い

日本の冬を温める
『おでん』

寒い夜に恋しくなる、日本の冬の風物詩といえば『おでん』。おでん種や味付けには多彩なバリエーションがあり、地域やお店によるこだわりの味が楽しめます。熱々の『おでん』を噛みしめ、ほっこりと温まりましょう。

関東風 おでん

優しい味わいのおでんを肴に熱燗で一献
仕事終わりに仲間と集い、身も心も温まる
手づくり種に出汁が染み込む【おぐ羅】

 老舗名店がひしめく銀座で名を知られる【おぐ羅】は、創業29年のおでんの人気店。おでん種を鍋でぐつぐつと煮込み、しっかりと味が染み込んだ「関東風」なのですが、お出汁は関西風のように透明度が高い琥珀色なのが特徴です。
 毎日丁寧に利尻産昆布と枕崎産鰹節でとり、30年継ぎ足しているお出汁は、塩を効かせていますが、醤油は一切使っていません。炊いた具材の旨味を含んだその味わいは、優しくもコク深く、身体にじんわりと染み入ります。
 おでん種は年間を通して30種余り。まずは『大根』や『豆腐』からいただくのがおすすめ。素材自体が淡泊なので、お出汁の旨味を存分に堪能できます。また、柚子が香る『鯵のつみれ』や、お揚げで巻いた『ぜんまい』など、手づくりのおでん種も多数あり、その美味しさには笑みがこぼれてしまいます。
 熱々のおでんを肴に熱燗をクイッといただくのは、寒い季節の極上の贅沢。仕事終わりに仲間と酒を酌み交わし、おでんで身も心も温まりませんか。

chef-photo

小倉 良之
心がけているのは、元気のよい挨拶です。お客様にご満足いただけるよう、日々励んでいます。ぜひお仲間やご家族でご来店ください。

小倉 良之 氏の情報を見る
撮影/玉川 博之
文/梶野 佐智子
  • main-photo

    『おでんの盛り合せ』。この日のチョイスは、大根、つみれ、豆腐、ぜんまい。大根に箸を入れると、なかからお出汁がジュワっと溢れます。どれも自慢のお出汁がたっぷり染み込んだ、上品な味わいです

  • sub-photo

    熱燗は『黒松白鹿』のみ。注文が入るたび錫のやかんで温め、職人が口に含んで適正温度を確認してから提供しています。もちろん冷酒もあります

  • sub-photo

    どこか懐かしさを感じる店内。隣で肩を寄せ合って仕事仲間と語り合うのはもちろん、職人さんとちょっとした会話を楽しむのも大人の呑み方

関西風 おでん

素材ごとに旨さを引き出したおでん種
美食を知る大人同士で蔵元直送の日本酒に陶然
おでんを素材別に炊き上げる【串駒房】

 おでんを食べたいときには、美味しい日本酒を取り揃えるお店を選びたくなるもの。日本酒といえば、『十四代』をいち早く東京に導入した【串駒 本店】は銘酒居酒屋の先駆けです。今回紹介するのは、大塚にある同店のすぐそばに居を構える系列店の【串駒房】。蔵元直送の日本酒を、おでんと共に味わえる名店です。
 いわゆる「関東炊き」はおでん種を一緒に炊き上げますが、【串駒房】ではおでん種を別々に炊き、最後にお出汁を張る「創作おでん」がいただけます。
 『焼き鯖』は、関西の「船場汁」をヒントにしたという季節のメニュー。脂が乗った鯖の香ばしい皮目の食感と、鯖の風味が溶け出したお出汁が美味です。甘みを引き立てる黒七味を添えた『大根』、甘辛く味付けた『煮卵』、ジューシーに揚げた『舞茸の天ぷら』など、素材ごとに手を加え、旨さを最大限に引き出しています。お出汁がその旨みを倍増させる滋味深いおでんは、日本酒との相性が抜群。今宵も、美食をよく知る大人が、おでんと日本酒を求めて足を運びます。

chef-photo

田中 武晴 氏
こちらでは季節の味を楽しめるおでんはもちろん、日本各地の酒肴も揃えています。ワインのように、料理に合う日本酒をおすすめできます。

田中 武晴 氏の情報を見る
撮影/藤村 憲司
文/はたけ あゆみ
  • main-photo

    毎日お店でとる鶏がらスープにかつおと昆布の出汁をブレンドし、塩で仕上げたオリジナルのお出汁を使っています。出汁を含んだおでん種は、どれから食べようかと悩む楽しみも

  • sub-photo

    おでんをさらに味わい深くする日本酒たち。『十四代』や『天明』、『新政』、『佐久の花』などの蔵元と親しい店主が厳選しています

  • shop-photo

    巨大な栃の木の流木から切り出したというテーブルが圧巻。歴史を重ねた木のぬくもりを感じる店内です

おでんが味わえるお店

  • 静岡
    真っ黒なスープが染みた
    静岡おでん
    photo

    牛スジの旨味が凝縮された真っ黒スープが染みた静岡おでん。具材はすべて串刺しで、黒はんぺんが特徴。青海苔や鰹節、味噌をつけて食します。

  • 大阪
    出汁が“しゅんだ”浪速の味
    『かんさいだき』
    photo

    『かんさいだき』は、鯛の頭や羅臼の昆布に白味噌を加えた出汁が“しゅんだ”絶品。関西では『がんもどき』より「飛竜頭(ひろうす)」と呼ぶのが一般的。

  • 沖縄
    『てびち(豚足)』の
    コクがある沖縄おでん
    photo

    柔らかくなるまで豚足を煮込んで味付けした『てびち』を使う沖縄のおでんは、コクのある味わい。トロトロに煮込まれた『てびち』は絶品です。

旬カレンダー