夏バテを防ぐゴーヤ
特有の苦みが体内にこもる熱を排出し、健胃を促進して夏バテを予防してくれる「ゴーヤ」。栄養価の高さから、周りのわた部分も調理して食べる国があるほど。今回は、そんな夏に効く食材「ゴーヤ」料理の美味しいお店をご紹介します。
特有の苦みが体内にこもる熱を排出し、健胃を促進して夏バテを予防してくれる「ゴーヤ」。栄養価の高さから、周りのわた部分も調理して食べる国があるほど。今回は、そんな夏に効く食材「ゴーヤ」料理の美味しいお店をご紹介します。
【琉球料理 みやらび】東京・市ヶ谷
スパムや豚肉、豆腐を炒め合わせた『ゴーヤチャンプル』。サッパリとした塩味と独特の苦みがクセになる一品です。夏の暑い時期になると、出来たてのゴーヤチャンプルと冷えたビールのシンプルな組み合わせに魅せられて、沖縄料理を食べに行こうと考えることも増えるでしょう。
沖縄のゴーヤを使った定番料理といえば『ゴーヤチャンプル』。スパムや豚肉と島豆腐、卵、ゴーヤを炒め合わせてつくる料理ですが、その独特なコクや旨みはそのままに、よりヘルシーなゴーヤチャンプルが味わえる店があります。
健康のバランスを大切に、手間ひまかけてつくる「琉球料理」が堪能できる、東京・市ヶ谷の【琉球料理 みやらび】。
豚の角煮『らふてー』や、沖縄の田芋に野菜を加えてつくる『どぅるわかしー』などの伝統的な料理から、『シークヮーサー胡椒鍋』といった創作料理まで、滋味あふれる琉球料理の数々が幅広く味わえるのが特徴です。
そんな中でも注目していただきたいのが、コクと旨みのある上品な味わいに仕上げた『ゴーヤチャンプル』です。
【琉球料理 みやらび】のゴーヤチャンプルは、一般的に知られるそれとは少し異なります。島豆腐でなく通常の木綿豆腐を水切りして、きつね色に炒め、そこにスライスしたゴーヤを塩もみや茹でこぼしをせずにそのまま加えて炒め合わせ、卵のとろみが残る感じに仕上げています。
ほかと大きく異なるのは、豚肉やスパムが使われていないこと。らふてーを仕込んだときに出た脂身でつくった自家製ラードを旨みとして使用するのです。味付けは塩であっさりと、隠し味に醤油をサッと加えて風味を出しています。
肉類こそ入っていないものの、ラードのコクと旨みが存分に豆腐や卵に染み込んでおり、卵を半熟にすることで全体を上品かつまろやかな味わいに仕上げています。
暑さを乗り切るバランス食材のゴーヤ。体内温度が高くなりがちな季節の食生活に上手に取り入れ、夏バテ防止、体力強化に役立てたいものです。
PICK UP
パプリカやししとうなどの唐辛子類が旬を迎え、ビールのお供、枝豆も欠かせません。トビウオやスズキ、シマアジも収穫期。
秋の味覚の王様、松茸が店頭に並びます。サンマの水揚げがはじまり、たっぷりと脂がのった戻り鰹の季節です。
収穫の秋、里芋類やカボチャなどがおいしくなる季節です。サンマに脂がのり、イワシやニシン、イカがなども旬を迎えます。
ズワイガニ漁、サクラエビの秋漁、さらに山の幸ジビエの狩猟が解禁。サツマイモやカボチャなどの甘味もピークです。
鍋に最適な冬野菜の白菜や大根、春菊がおいしい季節です。海の幸もカキやホタテが旬を迎え、魚は脂がのって旨味が増します。
年が明け、旬を迎える魚が一年で最も多いのがこの時期。アマダイやアカムツ、イカやアカガイが出まわります。
ホタテやタラ、あんこうなど鍋に入れたい魚が豊富。蕾菜やアスパラ菜などが花芽を伸ばし、春の訪れはすぐそこです。
富山のホタルイカ漁が解禁。あさりや蛤などもおいしく、潮干狩りのシーズンを迎えます。山菜が出始めるのもこの頃。
アスパラガスやたけのこが出まわり、新タマネギや新ジャガイモの収穫も始まります。真鯛や鰆も獲れ、春到来です。
初鰹が最盛期を迎えます。野菜は、絹さややスナップエンドウなどの豆類がおいしい季節となります。
キュウリやピーマン、空芯菜やつる紫などの夏野菜が出始めます。海の幸は鮎やキス、トビウオ、マアジが旬を迎えます。
スズキやトビウオ、真アジに加え、鮎やハモも旬真っ盛り。茄子やズッキーニ、ゴーヤーなどの夏野菜が食卓を彩ります。