



伝統的でありながら進化し続け、世界のフーディーからも注目を集め続ける日本の和食。
だしにこだわった日本料理や、天ぷら・炉端焼きといった日本独自の調理法を活かした料理の幅広さも魅力の一つです。
格式ある老舗はもちろん、新進気鋭で名を馳せるモダンジャパニーズの新店まで、本物を求める大人が集う名店を
ヒトサラがピックアップ。
思わず笑みが溢れてしまうような、和食の極みにいざないます。
デートのお店選びに悩んだら、和食を選んでみては。いつもと一味違う新鮮さに、きっと相手も満足してくれるはず。 優しく繊細な料理が二人の距離をそっと縮めてくれること間違いなしの、デートにぴったりなお店をご紹介します。
緊張しがちな会食も、柔らかな雰囲気と美味しい料理が和ませてくれるような和食のお店をピックアップ。 多忙な方にも喜んでいただける、染み渡る優しさが味わえるお店ばかりです。その気遣いも、きっとお相手に伝わるはず。
日々の疲れや悩みも吹き飛ばす、親しい友人との食事。そんなシーンに寄り添う和食のお店をご紹介します。 気の置けない相手と食べる絶品料理の数々が、明日もまた頑張れるエネルギーを充電してくれること間違いなし。
【麻布幸村】で9年研鑽を積んだ菅野茂男氏が、生まれ育った渋谷区西原にて独立開業。季節によって変わるコース1本で、こだわりの器に旬を表す料理をのせて提供する。お酒は純米吟醸を中心とする日本酒にブルゴーニュのワインを揃えるが、持ち込みも可能。民芸をテーマとした自作の空間はどこか優しい印象で、菅野氏の明るさもあってカウンターは終始和やかなムードに包まれるとっておきのお店です。
挽きたて・打ちたて・茹でたて、「三たて(さんたて)」と呼ばれる蕎麦の三原則に、日本料理の名店【京味】で修業した生粋の蕎麦好きである店主の三浦幸喜氏がみずからの頭文字を重ねたお店。経営はマグロ卸「やま幸」とあって、魅力は蕎麦とマグロの組み合わせにシャンパーニュとのマリアージュ。界隈のフーディーも注目する期待のお店です。
ミシュラン1つ星【ラペ】松本シェフの実家が営んでいた【おでん割烹平ちゃん】。その味を楽しんでほしいと、年始の1週間限定で開催していた【ラペ】の人気企画「おでん屋平ちゃん」が満を持してオープン。鰹節と昆布、白醤油で仕立てただしをベースに、季節素材を駆使して一皿ずつ提供するおでんのフルコースが堪能できます。フードロスや環境問題に着目し、サスティナブルな取り組みにも力を入れている注目の1軒です。
お客様にお食事を楽しんでもらいたい。昔から変わらないテーマを胸に、料理の世界に携わりはや24年。元公邸料理人で外務省から「優秀公邸料理長」を受賞したオーナーシェフが腕を振るう正統派の日本料理店。鮮魚をはじめとし石川県産の食材を扱い、ここで食事をした後には「能登へ行ってみたいな」と思って頂ける様に。地元の食材を、丁寧に皆様の口までお運びします。
様々な部位のとんかつを、一切れずつコース仕立てで提供するという、新しいスタイルが話題となっている【銀座かつかみ】。コースによって昼は4~5種類のとんかつ、夜は希少部位を含めた6種類のとんかつとエビフライなどを、揚げたてでいただけます。それぞれベストなタイミングで出せるようにと、席数を13席に限定。落ち着いた雰囲気の中で、とんかつの奥深さに出合える、とんかつでデートや会食に誘える、そんなお店です。
「故郷の父が捕った鮎を出す店にしたかったんです」。そうオープンのきっかけを話す【たでの葉】の店主・小鶴清史氏。しかし鮎には禁漁期もあり、名物として据えたのが、故郷の熊本や北海道から届くジビエでした。西麻布の名店【またぎ】では料理長を経験し、狩猟免許まで取得する小鶴氏は、ジビエを炭火焼きというシンプルな調理法で楽しませてくれます。目前の炉で炙られる鮎やジビエの、滋味深き旨さが体に染み渡ります。
九州産の食材を中心にした料理が60種類近く常時オンメニュー。基本的にそれらの料理がすべて2人前一皿に盛り込まれており、仲間で分け合うことで楽しい時間がさらに楽しくなる“シェアスタイル”が基本。大人気の『雲仙ハムカツ』や名物『原始焼き』は旬の魚や野菜をシンプルに塩だけで焼き上げることで、食材のおいしさを存分に味わえます。気の利いた大人のデートにピッタリのお店です。
「季節を大切にしたい」と旬の食材を中心に、香りで、目で、舌でと臨場感たっぷりのプレゼンテーション。また、料理が好きだからこそ「できたて」にこだわり、つくり置きはせず、和える、焼く、蒸すなどの調理は食べる直前に。自宅に招かれたような和やかな雰囲気のなか、一品一品料理が出来上がっていく様子を見つつ、ワインや日本酒など杯を重ねるゆったりとした時間を過ごすことができます。
名店が立ち並ぶ銀座一丁目界隈に、小さな木の扉。足下には、床からすっと伸びた若木のような草書体の【いづく】の文字。それは、弱冠23歳で店の料理長となった、崎楓真さんの姿そのものを表しているよう。【京都吉兆】で学んだ日本文化の美と歳時記を織り込み、目指すは「日本料理の現在語訳」。【いづく】とは、安寧の寧の本字「寍」、そしてつねに自己と対話し、考え続けてゆくという姿勢。
その時々の旬の食材をふんだんに取り入れたコース料理を西麻布の地で。『先付』から始まるコースは『土鍋ご飯』や『甘味』まで全10品程度。一つ一つ丁寧な仕事が光る『八寸』は、この店のスペシャリテといえる一皿です。店内にはカウンターのほかに大小2つの個室があり、大切な人との食事シーンにぴったり。美食と美酒に酔いしれ、非日常気分を味わってみては?
和を基調とした空間で、ゆったり日本料理と日本酒を楽しめる【酒膳さめしま】。メニューはコースのみで、濃厚な卵を使った『茶碗蒸し』や、だしのジュレが香る『金目鯛・うに』など、だしにこだわった日本料理が並びます。利き酒師である女将が厳選した日本酒はペアリングも可能で、いつ訪れても新たな美酒に巡り合えます。高級感がありながらもホッと落ち着くゆったりとした店内は、接待や会食、特別な日のデートに最適です。
「薪和食」なる新ジャンルを掲げてオープンした【鈴田式】。店主の田代秀人氏は、銀座【左京ひがしやま】などで修業を積んだ人物で、「火の力を得て、さらに素材の魅力をより引き出せるようになった」と、全国の生産者から届く旬の食材を駆使。強火で焼き薪の香りをまとわせたり、弱火でじっくりと火を入れたり、食材ごとの火入れが魅力です。薪窯の炎を眺めながら味わう料理に、「薪和食」という新たな魅力を知ることでしょう。
鎌倉で地の味を生かした料理で定評のあった日本料理店【空花】が移転。その理由は「昼の需要が多い鎌倉に比べ、夜で勝負できる東京で自分の腕を試してみたかった」と料理長の脇元かな子さん。ミシュラン三つ星の名店【かんだ】でも研鑚を積んだ腕を存分に披露しています。おいしさの本質を常に考えつつ、素材本来の味を最大限に引きだした料理は、何を食べさせたいかが明確にわかるシンプルさと、優しさが伝わるおいしさが身上。
“米”をいかにおいしく味わうかがテーマのコースを味わう【恵比寿米ル】。月ごとにピックアップした5種を玄米で仕入れ、その日のゲストの分だけ丁寧に自家精米。当日ゲストが選んだ米を伊賀焼の土鍋でじっくりと炊き上げます。米の存在を際立たせるのは、旬の食材で作る季節の懐石・ごはんのお供。シンプルゆえに素材の持つおいしさをそのままに感じる、何気なく口にしている“米”の素晴らしさを再認識させてくれる一軒です。
緑深い奥高尾の山あいに、ひっそりと溶け込む【うかい鳥山】。飛騨から移築した合掌づくりの古民家をはじめ、伝統的な日本家屋が広大な敷地に点在しています。季節の移ろいに合わせて旬の素材を取り入れ、彩り豊かなコースに仕立てます。和の設えが美しい大小の座敷はそれぞれに趣があり、川のせせらぎや鳥の声が心地よく響き、夏はホタル観賞も楽しみ。都会の喧騒を離れて、非日常のひとときを過ごしてみませんか。
麻布十番にある割烹【哲庵】。7年連続のミシュラン星獲得など、注目を集め続けている一軒でありながら決して探求心を忘れず、凛とした佇まいで出迎えてくれます。店主の後藤氏が一人で切り盛りする9席の店内で供される月替わりの季節の料理は、限られた空間で「侘び、寂び」を表現し、薄化粧で素材本来の味を活かすことに力を注いでいます。向き合うだけでお腹も心も存分に満たされる、何度足を運んでも驚きが尽きない一軒です。
「アジアのベストレストラン50」で日本1位の【傳】、そして日本2位の【フロリレージュ】がタッグを組んだお店。【傳】らしさ、そして【フロリレージュ】らしさをはっきりと感じる二つの要素が盛り込まれ、新しい味となって口に広がります。和の調味料を使ったハイブリッドな料理は、洗練されながらもどこか懐かしさも感じる味わい。臨場感あふれるキッチンを囲むカウンターで、新感覚の串料理を気取らずに。
表参道駅から5分の立地ながら、閑静な佇まいの日本料理店です。全国の産地から旬の食材をふんだんに使った料理が、コースで味わえます。丁寧にとった自慢の出汁をいかした椀・煮物椀は、海の幸、山の幸を使い季節が凝縮して映し出されています。前菜は、7~8種類の料理が一枚の絵のように美しく盛り付けられています。明るくすっきりとした店内には海外の方の来店も多く、正統派の日本料理を、身構えずに味わえると評判です。
旬の食材を職人技でサクッと揚げ、衣に旨みを閉じ込めた天ぷらでもてなしてくれる【天婦羅みやしろ】。『和牛のシャトーブリアンの湯葉巻き』や、大ぶりの車海老を使った『海老天海苔巻き』など、ひと手間かけた逸品揃い。築100年の一軒家をリノベーションした看板のない店は、隠れ家的な雰囲気で、カウンター8席の落ち着いたつくりとなっています。
【山の上ホテル】で研鑽を重ねた深町正男さんがつくった、京橋の江戸前てんぷらの名店【てんぷら深町】。落ち着いた店内でいただくのは、太白胡麻油をブレンドした油や、だしにみりんと醤油を加えた天つゆまで、【山の上ホテル】の味と伝統を受け継いだ、江戸前スタイルの粋なてんぷら。粒揃いのウニを大葉で包んで、外はカラリと、中はレアに仕上げた『生ウニ』は必食。「江戸前スタイルのてんぷら」を存分に堪能できる一軒です。
代々木上原にひっそり佇む【おこん】。山形県の昭和天皇穀物献上農家が栽培する「ミルキークイーン」をはじめ、日本全国から集めた極上のお米を中心に据えたコースを提供しています。中でもローストビーフにウニ、キャビア、イクラなどを贅沢に使った『ローストビーフの土鍋ご飯』は自慢の逸品。店内は稲穂をイメージしたというゴールドと黒を基調としたダークトーンで統一。落ち着いて食事を楽しみたい夜に応えてくれる一軒です。
江戸の風情が色濃く残る神楽坂、江戸料理をこよなく愛する女将が営む、鍋料理の専門店【山さき】。落ち着いた空間でいただくのは、『ねぎま鍋』をはじめとする江戸料理。大塚の老舗江戸料理店【なべ屋】で修業を積んだ女将の山崎さんが、東京近海で獲れた天然の魚介や新鮮な野菜を使ってつくる江戸料理は、華やかながら、毎日食べられる優しい味わいが特徴です友人同士から家族連れまで幅広い層の人が集う人気店です。
銀座に位置する【かにじぇんぬ】は確かな目利きで厳選された1.2キロ以上の松葉蟹や特大サイズのたらば蟹を毎日産地直送で入荷し、さまざまな調理法で一杯の蟹を余すことなく楽しめます。料理は専属の料理人が全て食べやすく調理致しますので簡単にお召し上がり頂けます。お部屋は完全個室で2名様から最大6名様までご利用頂けます。
“ご馳走”を意味するフランス語の店名には、「ジャンルを超越した日本料理を楽しんでほしい」というオーナー・岡元信氏の想いがあります。フォアグラやトリュフなどの食材を取り入れたり、魚介類のだしをムースにしたり。料亭【福田家】で腕を磨いた岡元氏が生み出すひと皿ひと皿は、日本料理の伝統が確かに息づいたもの。その証に、『ミシュランガイド東京』では5年連続で星を獲得。日本料理の新たな一面を見せてくれます。