シーンから探す




この店を訪れたら、まずは彼女の出身地の酒を注文してみるといい。なにしろここ【ふくべ】には、日本各地の地酒が揃っているのだ。だがこの品揃え、なにも数を集めることだけに執心したものではない。昭和30年代、高度成長に沸く東京へ来る出稼ぎ労働者。すぐに帰ることはできないなら、せめて馴染みの酒で故郷を偲んでもらいたい。そんな心遣いの結果なのだ。心尽くしの温かみは、店内にも染みだしている。決して今風の小奇麗な店ではない。だがこの空間でともに過ごすことで、間違いなく二人の絆は深まるはずだ。
ふくべ



[ トウキョウエキ ]
2014年に100周年を迎えた東京の象徴【東京駅】。褐色の化粧れんがに白い花崗岩を配した重厚なデザインは、単なる通過点ではなく、観光スポットとしてぜひ写真におさめたい場所だ。改札内にも【GRANSTA】や【ecute】などのショッピングスポットから昔を偲ばせる歴史の片鱗、日本を代表する彫刻家、圓鍔勝三の作品など見どころは多い。

世界でたったひとつ。たとえディナーのひとときでも、そんなメニューを彼女に贈れるなら、あなたも特別な一人となれるはず。ここ【日本橋 正宗】には、そんなオンリーワンのメニューがある。名物の『鶏の丸焼き』は、中が二重構造になった特注釜を使って焼き上げるこの店だけの看板料理。あふれだすジューシーな旨み、香ばしい皮の食感など、どこをとっても抜群の完成度。旨みの詰まった味わいは、日本酒はもちろん、ワインとも絶妙な相性をみせる。忘れ得ぬおいしさの記憶は、やがて幸せなデートの思い出と重なることだろう。


日本橋 正宗



[ レキシテキケンゾウブツ ]
この界隈を訪れたら、まずは名建築を巡り歴史に触れてみるのもおもしろい。たとえば日本の道路網の始点としても知られる日本橋は、明治末の建造。美しいアーチが印象的で、国の重要文化財にも指定される。その他、ベルギーの中央銀行をモデルに造られた日本銀行、ルネサンス様式の日本橋三越、西欧様式に日本的な意匠を施した日本橋髙島屋など、見どころは多い。



意表をついたサプライズにするか、正攻法でいくか。デートにだって作戦は必要だ。もしも正統派の直球勝負で挑むなら、この【ビストロ トラディシオン】を選ぶといい。揃うメニューは、どれもがフレンチの定番。だがそんなクラシカルな料理が、ここでは未知なる料理のような感動を生むのだ。理由は厳選した旬食材と丁寧な手仕事。基本を大切に、手間暇を惜しまずに。そんな料理への情熱が、おいしさの近道であることを、厨房に立つ天野直樹シェフは熟知しているのだ。その包み込むような安心感こそ、この店の最大の魅力といえるだろう。
ビストロ トラディシオン



[ スイジョウバス ]
デートに変化をつけたければ、食事の前のひとときを、ゆったり気分の水上クルーズで過ごすのはいかがだろう。小型船に乗り込み、川面をゆったり巡る旅。浅草や両国方面をぐるりとまわるコース、神田川を通って御茶ノ水方面へ向かうコースなど、プランも豊富に揃う。日本橋発着所は駅からも程近いため、デートプランに盛り込みやすいのも魅力だ。

焼肉を一緒に味わうカップルは親密、なんて説がある通り、女性を焼肉に誘うことは、デートの第一のハードル。それなら最初はここ『新東京焼肉 遊心』のような店がいい。店内は清潔でスタイリッシュ、スタッフのサービスは上質、そして肉はA5ランクの和牛。ネガティブな部分は一切なく、焼肉の魅力だけを二人で満喫することができる。肉は一枚から注文できる上に、希少部位を少量ずつ味わえる盛り合わせメニューもあり「量はそれほど多くなくとも、おいしいものを」と期待する肉食女子の期待に応えることもできるだろう。


新東京焼肉 遊心



[ ハマチョウリョクドウ ]
現在では暗渠となっている浜町川跡に整備されたグリーンベルト。豊かな木々が茂る心地良い道は、食事の後にゆったりと楽しむ散歩にぴったり。江戸時代の国文学者・賀茂真淵の住居跡や、かつて芝居小屋があった賑わいの証でもある弁慶像など、周辺には歴史の片鱗に触れられる見どころも多い。江戸の歴史に思いを馳せる散歩道で、アカデミックな会話も弾むはず。



流行りの華やかな店が連なる丸の内に対し、知る人ぞ知る名店が多い八重洲側。ここ【魚がし仲卸「和」のお店 水喜】も、舌の肥えた食通たちを虜にする名店だ。おいしさの理由のひとつは、店が魚河岸仲卸の直営店であること。各地から集まる旬魚をプロの目利きで厳選し、最高の状態で食卓へ。そんな無駄のないプロセスが、店の評判を不動のものとしているのだろう。自家製の粕漬け、中トロを贅沢に使うねぎま鍋など、料理のバリエーションも豊富。多彩に揃う地酒と合わせ、落ち着いた大人のデートを楽しむことができる。
魚がし仲卸「和」のお店 水喜



[ マルビル ]
1923年に建造され、以来東京の象徴として親しまれた【丸の内ビルヂング】。2002年に丸ビルとして現在の姿に生まれ変わったが、その堂々たる姿は今も昔も丸の内のシンボル。内部にはアパレル、雑貨、飲食など計140のショップが入店。最先端の流行を発信するスポットとして親しまれている。食事前のひとときに立ち寄れば、彼女が喜ぶプレゼントだって、きっと見つかるはず。

