実直な料理と誠実なおもてなし。西中洲の隠れ家で、茶懐石の真髄に触れる
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茶懐石。そう言うとどうしても構えてしまうかもしれませんが、この店に緊張は必要ありません。この道50年になる店主の中川俊行氏は、「気張らずに楽しんでほしい。お子さんも歓迎ですし、とにかく食の時間を楽しんでいただければ」と言い、ゲストをもてなします。その一方で料理はひたすらに基本に忠実。炊き合わせにせよ煮物椀にせよ、どれも出汁や食材の滋味が引き出され、優しくも力強い味わいが楽しめます。「古典的な調理法を中心にして料理をおつくりし、お客様をおもてなしたいと思っています」。骨董品や現代作家の器に盛られた料理は、一見シンプル。しかし、その奥には、この道50年になる中川氏の矜持は込められているのです。
茶懐石 中伴
これだけは食べてほしいベスト3
両づま折りにして蒸した小鯛をすまし仕立てにした『煮物椀』
両づま折にした小鯛は塩をして2時間おき、さらに酒をあて蒸し上げ、すまし仕立てに。短冊人参、ほうれん草、うろこ柚子を添え、素朴な旨みを引き立てました。
柚子の代りに祝粉をひとふりしてアクセントにした『炊合せ』
カツオと昆布でひいた出汁で、聖護院大根と鳴門穴子、菊菜を別々に炊き上げています。柚子をふるのが一般的ですが、祝粉(コショウ)をひとふりするのが、中伴流です。
シンプルに炭火で焼き上げサワラの旨みを引き出した『焼き物』
ある日の焼き物はサワラをシンプルに炭火で焼き上げました。脇に添えたのは自家製のからすみ。2週間塩漬けにしてから3%の塩水で塩抜き、焼酎でふき、オリーブオイルで磨いています。
料理人 / 中川 敏行 氏 (ナカガワ トシユキ)
専門ジャンル: 日本料理・懐石・割烹
17歳で単身京都へ。【南禅寺 瓢亭】で過ごした8年で礎を築く
1952年、石川県生まれ。冠婚葬祭時、男が料理をする風習の中で育ち、小学4年時にはすでに将来料理人になることを決意。中学卒業後、「料理人を目指すなら高校に通っている時間はない」と金沢の料理旅館へ。そこで茶懐石に開眼すると、17歳で単身京都へ。【南禅寺 瓢亭】の門をたたき、8年の研鑽を積む。その後、金沢【つる幸】で3年を過ごし、28歳で念願の独立。【中伴】をオープンした。
茶懐石 中伴の店舗情報
基本情報
店名 | 茶懐石 中伴 |
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TEL |
092-725-1115 営業時間・定休日が記載と異なる場合がございますので、ご来店時は事前にご確認をお願いします。 |
最寄駅 | 福岡市営地下鉄空港線 中洲川端駅 徒歩5分 福岡市営地下鉄七隈線 天神南駅 徒歩5分 |
アクセス | 福岡市営地下鉄空港線「中洲川端駅」より徒歩8分/福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅」より徒歩5分 |
住所 | 福岡県福岡市中央区西中洲3-19 ベイヒルコート2F 地図を見る |
営業時間 |
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定休日 | 日・祝日 |
平均予算 |
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お支払い情報 |
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設備情報
キャパシティ | 8人 |
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駐車場 | なし |
詳細情報
禁煙・喫煙 |
完全禁煙 受動喫煙対策に関する法律が施行されておりますので、正しい情報はお店にお問い合わせください。 |
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こだわり |