福岡県の隠れ家的 | イノベーティブ・フュージョン

木々に囲まれた隠れ家で、至福のひと時を過ごせるのがフレンチレストラン【Refugeforestiere 五島】です。素材選びの要となるのが「旬」。福岡を含め九州各地の食材の目利きをし、長浜市場へシェフ自ら足を運び買い付けします。ヨーロッパならではの旬もさまざまに取り入れ、コースへと構築。新鮮で旬の素材をふんだんに用いたシェフが織りなす料理は、まさに芸術品です。多彩なペアリングを楽しめるドリンクメニューも充実。店内は、木の温もりが広がり落ち着いた雰囲気に包まれています。大切な人との特別な時間にふさわしく、接待やハレの日の食事会にも最適です。

世界を巡ったシェフが、自らの店【奈良屋町青】を出す場所として選んだのは馴染み深い福岡の街。カウンター8席のみの店内で提供するメニューは、『おまかせコース』一種類のみ。コース料理は、全15～16品で構成されています。素材にこだわりを持ち吟味を重ね仕入れたいという思いから、時間が許せば生産者の元へと足繁く通うシェフ。料理は基本を守りつつもイノベーティブな視点で着手され、ゲストを未知の領域へと誘います。しかしそれらの料理を一口食べた瞬間、奇をてらった逸品なのではなく、料理が生まれる必然性に納得するはず。野暮なことは考えず、訪れてみてください。

パリで一ツ星を獲得した吉武広樹氏が、2018年12月、博多港のフェリー乗り場の目の前にオープンした【Restaurant Sola】。パリジャンの舌を唸らせてきた吉武氏の料理は、ここ福岡で新たなベクトルを示しています。それは「価値のないものに新たな価値を見出すこと」。たとえば、料理の火入れに使う薪。これは2017年に豪雨で甚大な被害に合った福岡県朝倉市から調達しているそうで、災害ゴミとして街に散乱する樹木に吉武氏は薪としての役割を見出したのだそう。高級な食材を使わず、あえてどこにでも手に入る身近な食材を使うのも吉武氏のスタイル。フランス時代から変わらない、自由度の高い料理はここ福岡でも健在です。