第132回:料理人として、父として取り組む「食育」
【ジャンジョルジュ】でスーシェフを勤めていた際に転機が訪れた米澤氏は日本へ帰国。まったくジャンルの違う職業につくも、また料理の世界へ舞い戻った彼は、色々なレストランで腕を磨いた。そして現在は2児のパパ。「仕事も家事も子育ても思いっきり楽しもう」をコンセプトに活動するNPO法人「スーパーダディ協会」に所属し、ワークショップやボランティアを行うなどプライベートと仕事に分け隔てなく取り組む、質実剛健な彼のライフワークとは。
仕事と子育てを両立する「スーパーダディ」ってなに?
――お父さんなんですよね?育児や食育にも積極的だと伺いました。
米澤:「仕事も思いっきり、家事も子育ても思いっきり楽しもう!みたいな父ちゃんの集まりを作りたいよね」ということで声をあげた方がいるんです。テレビプロデューサーの、高橋一晃さんという方が発起人で、その周りにいた、いわゆる“スーパーダディー”っぽい人たちに、「こういうのやるんだけど、やらない?」と声をかけたところから、「いいじゃん、やろう。」と活動が始まり、僕もお声がけいただいたのがきっかけでやらせていただいています。定期的にワークショップをやったりして、すごく面白いんですよ。いろんなジャンル、年齢の方々から刺激を受けていますね。
調理場だけが料理人の立つ場所ではない
――フェアなども積極的に活動されていますが、米澤さんみたいにキャリアを持ってらっしゃる方がレストラン以外の現場に行って、全然違う形でコミュニケイトしていくと面白いですよね。
米澤:そうですね。お店も大好きですが、意外とマンネリ化するんです。だからそこにどのくらい刺激を入れて、日々をマンネリ化しないようにしていくのか。僕は有難い事にいろんなお仕事のお話をいただくので、それがすごく良い刺激になっている気はしますね。お店のスタッフも一緒に連れていき経験することによって、とっても生き生きするというか輝いてくる。レストランから一歩外に出て、自分が今まで経験してきたスキルや、技術を提供することによって、物凄く喜ばれたりするんですよ。それってウィンウィンですよね。