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ニューノーマル時代の接待や
ビジネス会食はどうすれば良い?

ニューノーマル時代の接待やビジネス会食はどうすれば良い?

2020年は新型コロナウイルスの影響で、特に接待や歓送迎会など、ビジネス関係の会食は大きく減少し、緊急事態宣言が明けた後も戻りが鈍い状況が続いています。 外食のあり方が大きく変化したとも言える現在では、通常の飲食や大人数の集まりと同様に、会社対会社の接待や会食においても気を付けるべきことが多く、どのように接待や会食をセッティングすればよいのかと、お店選びの段階から悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新しい価値観が浸透し始めているニューノーマル時代の接待やビジネス会食をどうすれば良いのかご提案します。

コロナ禍で変わるビジネス会食

コロナ禍で変わるビジネス会食

これまでの接待やビジネス会食

取引先や上司との食事など、ビジネス関係者の会食では、個室などを利用することが多かったのではないでしょうか。
情報を保持する意味もありますが、お酌をするなど、近い距離に座ることで相手への接待の姿勢を示すという意味もありました。
また、二次会・三次会と宴会の時間を長く続けていくことも日本の接待文化のひとつと言えます。二次会以降なら、カラオケやバーなどより密な場所が選定されることが多くなっていました。

これから接待やビジネス会食の形

現在は多くの人々が相手との距離を意識しており、特に会話を伴い、かつ距離が近くなる食事は敏感になっています。接待やビジネス会食も今までと同じような形で食事をすることは難しくなりました。
しかし、このまま相手と対面で食事ができる機会はなくなってしまうのでしょうか。
withコロナで感染対策をしながら日常の活動を再開していく中で、ニューノーマルと言われる「新しい価値観や生活様式」が生まれると考えられていますが、接待やビジネス会食の環境はどのように変わっていくのでしょうか。

接待は相手があって成り立つもの

緊急事態宣言が明けても接待や会食がこれまでのように開催しにくい大きな理由は、複数人での飲食におけるリスクを考えてしまうからでしょう。感染リスクに対する考え方は個人差があり、人との距離が近くなる食事会にはなるべく参加したくないと思う方も多いはずです。
そのため、まずは接待や会食には誘う側の配慮が必要です。お誘いして相手が喜ばないのであれば、接待の意味はなくなってしまいます。
では、仕事の現場以外でコミュニケーションを生む食事の機会をつくりたい場合、どのようなことに配慮すれば良いのでしょうか。

感染リスクに配慮したお店の選定

これからは、お店選びの基準が今までと変わってきます。密な環境をつくりがちな個室ではなく大広間を利用する、またはテーブルや座席の間隔が取れる広いフロアのあるお店を選ぶと良いでしょう。もちろん、個室であっても参加者が近しい関係者のみの場合は、他の来店客から隔離されるため安心というケースもあるでしょう。
お料理のメニューも、鍋など皆で箸をつつくようなものより、一人ずつのお皿で提供されるものにするほうが安心です。
その他、お店の感染防止の取り組みが明記されているかどうかなども確認するようにしてください。お誘いする相手が不安にならないようにすることが大切です。

テラス席など屋外を利用する

お店の中での席の選定に気をつけることも大切です。
季節によっては、テラス席など屋外の席を利用することもおすすめ。おしゃれな演出が施されたテラス席のあるお店なら、いつもと違開放的な雰囲気でコミュニケーションにプラスになることもあるのではないでしょうか。

ランチに切り替える

近頃はランチタイムをビジネスの交流の場とすることも増えています。お酒が入らない、時間が長くならないなどの点が相手側にとって参加しやすいポイントになります。
「接待=夜」という考え方が多かったと思いますが、実はコロナ騒動の以前から、業務時間外の仕事関係の行動に抵抗感がある人たちも増えていたとも言われています。この機会にビジネス目的をはっきりさせた昼間の会食も有効になってくるはずです。

相手によっては「オンライン会食」もアリ?

もはや多くの人が既に体験しているZoomなどのオンラインビデオ通話。それを利用した「オンライン飲み会」という言葉も広く浸透しました。新しいビジネス会食をオンラインで行うのも新しい試みです。今はデリバリーに対応している飲食店も増えているので、主催する側が食事や飲み物などをデリバリーサービスで手配して相手の場所へお届けすれば、離れていても同じお料理を食べることができ、接待としてのオンライン会食も成立します。

飲食店以外の場所で交流も

親睦を深めることが目的であれば、それは飲食店で食事をすることだけが手段とは限りません。スポーツ観戦をする、アウトドアレジャーとともにバーベキューを楽しむといった方法もこれからのビジネス交流に活用できるのではないでしょうか。

接待に誘われたけれど、不安がある時には?

接待に誘われたけれど、不安がある時には?

さて、ここまでは接待として相手をお誘いする場合について紹介してきましたが、接待や会食に誘われる立場の方もいることでしょう。
そして仕事関係であるからこそ、「自分が感染してしまったら…」「相手を感染させてしまったら…」という心配から、感染予防のために参加しなくない場合、どのようにするべきか迷うことがあると思います。
取引先や上司とのコミュニケーションも仕事のうちと考えると、対応が難しいですね。しかし、これからのニューノーマル時代こそ、自分の判断や意志をもって物事を進めていかなければなりません。
ここでは対応の例をいくつかご紹介します。

時期をずらす提案をする

まだ感染が心配であることを丁寧に伝え、お断りしても大丈夫です。しかし、コロナ禍を言い訳として“行きたくないから”というような印象を与えることは避けなければなりません。お断りするだけではなく、時期をずらして別の時期に開催することを提案しましょう。「皆様へご迷惑が掛からぬよう、今回はお気持ちをありがたく頂戴し、別の機会にお会いできれば幸いです。」などの相手を思いやる気持ちを表現し、「次の機会には、私どもからもお声がけ致します。」などこちらから“延期”の意志を伝えましょう。できるのなら、延期の時期も具体的に提案するのがベストです。

他の場所や方法での開催を提案する

お誘いを受けた飲食店が密になりそうなお店であった場合や、人数や時間によって感染リスクが高まりそうな場合は、場所や実施スタイルの変更を提案してみましょう。 先にご紹介したように、テラス席のあるお店にしたり、広いフロアのあるお店や、個室のお店などにしたり、またはランチライムでの開催にするなど、変更できそうなスタイルを検討してみてください。ただし、こちらから別の提案を行う場合は、具体的なお店の選定や手配も行うようにしましょう。

相手を気遣う姿勢が大切

お誘いを受けたことをお断りしたり別の提案をしたりすることは気が引けるかもしれませんが、どちらの場合も相手を気遣うコミュニケーションをとりましょう。接待を一方的に受けるという姿勢もこれからの時代にはそぐわなくなります。
お誘いを受けた時にどのような対応をするか、自分のポリシーをあらかじめ明確にしてくことで、さらに円滑な関係を築くこともできるでしょう。

お互いの思いやりが活きるビジネスコミュニケーションの時代へ

ニューノーマル時代には個々の価値観の違いが明確になり、「仕事だから」「接待だから」という理由でパターン化した会食が開催されることは少なくなるでしょう。
お誘いする側とされる側がともに、相手の環境や気持ちを尊重してコミュニケ―ションを取ることがこれからのビジネスシーンでは大切です。
今では、飲食店もニューノーマル時代に合わせたサービスを行うお店が多くなっています。是非、お互いが心地よく満足できる場所やスタイルを見つけて、大切な関係を築くための会食機会をつくって下さい。

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