料理王国×ヒトサラ

料理王国とは?

  1994年の創刊以来一貫して文化としての「食」を見つめ、料理人が真に求める情報をいち早く伝える情報誌。
   プロの料理人はもとより、料理研究家、料理評論家、マスコミ、一般の食通まで幅広い読者をもつ。毎月公開される一流シェフの人気レシピは、料理人や料理研究家の情報収集に欠かせない。

料理王国
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「日本人の妻を持ち、中国人のコックを雇って 、英国の家に住む」のが、世界一幸せな男性の暮らしだと言われた時代がありました。中国料理は毎日食べても飽きないほどバリエーションがあり、おいしいと世界が認めていることの例えともとれますよね。
 けれども最近、和食も負けていませんよ。「自然を敬い、季節感を大切にする日本人の暮らしと和食」が、ユネスコ世界遺産に登録されたこともあり、世界中で和食ブームが起きています。「和食」にとっては、ありがたい追い風なのですが、一方、カリフォルニアで3週間"修行"したベトナム人の「SUSHI」レストランまで大流行り。このままでは和食のイメージダウンが急速に進んでしまう、と危機感をつのらせる料理人も多いのです。

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 銀座5丁目に『銀座小十』と『銀座奥田』(ともにミシュラン二つ星)を営む奥田透さんも、そんな料理人の一人。日本料理の本物を世界に、の信念を胸に、2013年にパリに日本料理の『OKUDA』をオープン、昨年にはその隣にお鮨屋さんも開きました。両店とも本格的すぎるほど本格的な内装で、日本に居るより日本的。もちろん食材にこだわり、ことに魚については、友人のシェフ(ノワールムーティエ島の二つ星シェフのアレクサンドル・クイヨンさん)に紹介された漁師さんに、日本の技である活き締めや神経抜きを伝授して、フランスで魚屋を開く準備まで進めています。なぜなら、日本とフランス、世界一食を愛する二大グルマン大国でも、魚に対する思想がまるで違うことを、奥田さんは思い知ったからです。

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 先日、帰国直前にシャンゼリゼ近くの『SUSHI OKUDA』でお昼をいただきました。近くのマルシェにあんまりいいオマール海老があったので、と握ってくれた鮨の旨かったこと!
 シャリは程よく硬く、シメサバもアナゴも絶妙。思わず「もう一つ」とねだりました。日本よりパリ在住が長くなったと笑うアートディレクターの友人は、一緒にランチした後で「パリでこんなにきちんとした品のいい鮨を食べたのは初めて」と感激していました。
 パリの奥田さん、ノワールムーティエ島のクイヨンさん、2人の魚談義は、5月号の『料理王国』でもお楽しみください。フランスでは、2人の「魚自慢の店」にぜひ!

今回のコラムに登場したお店

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    銀座 小十

    [東京/銀座]

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    銀座 奥田

    [東京/銀座]

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兵庫県出身。大学卒業後、出版界に。講談社の週刊パートワーク「ラミューズ」を創刊。「花百科」「地球旅行」「日本の街道」「20世紀シネマ館」「世界の美術館」などを次々手がける。2006年、出版社「青草書房」設立。杉本秀太郎、光田和伸、観世銕之丞、細川護煕ほかの著書を発行。(株)タミワオフィス代表取締役、青草書房(株)代表取締役。2012年秋より「料理王国」編集長。

料理王国編集長『今週の食コラム』 記事一覧

料理王国 ピックアップ店舗

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レストラン サンパウ

[東京都/日本橋/スパニッシュ]

夜:~23000円

料理人:岡崎 陽介

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カタルーニャ地方の漁師町サン・ポル・デ・マルで、スペイン三ツ星レストラン唯一の女性シェフ、カルメ・ルスカイェーダがオーナーシェフを務める。カタルーニャの伝統料理に、女性らしい繊細さにあふれたコンテンポラリーなスパニッシュが楽しめる、日本では貴重な一軒。

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レストレランテ スペインクラブ銀座

[東京都/銀座/スパニッシュ]

夜:~8000円

料理人:寺澤 久

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一歩足を踏み入れれば、そこはスペイン。床タイルからクロスまで、スペインより取り寄せた調度品が囲む空間のなかで、極上のイベリコ豚料理を。ディナーではエクセレントワインとともに「銀座のおもてなし」を堪能できる、銀座7丁目に相応しいスペイン料理のプレミアムレストラン。

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月島スペインクラブ

[東京都/月島/スパニッシュ]

夜:~8000円

料理人:遠藤 裕久

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1994年のオープン以来、スペインの食文化を先駆的に発信し続けているレストラン・バル。40人前の巨大鍋で炊き上げる『パエリヤ』や定番タパス、アヒージョなど、本場仕込の伝統料理が多彩に楽しめる。2フロア200坪の広い店内では、スペインワインで乾杯し、大皿料理を囲む人々の活気に満ちている。

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赤坂璃宮 銀座店

[東京都/銀座/中国料理]

夜:~20000円
昼:~5000円

料理人:譚 彦彬

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広東料理の第一人者として知られる譚 彦彬氏が腕をふるう「赤坂璃宮」。肉料理だけでなく海鮮料理が豊富なことでも知られ、フカヒレ、アワビ、ハタ、活車エビを使ったメニューの多様さは他の追随を許さない。

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ヴィノ・ヒラタ

[東京都/麻布/イタリアン]

夜:~10000円

料理人:仁保 州博

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オーナーシェフの仁保さんが目指すのは「素材の良さを生かした、説明がいらないくらいシンプルな料理」。ワインバーとしても使えるよう、イタリアワインは約150種。ピクルスやレバーペーストなどおつまみも充実。

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銀座うち山

[東京都/銀座/日本料理]

夜:~20000円
昼:~2000円

料理人:内山 英仁

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主人の内山英仁さんは旬の素材が持つ個性を見極め、それを引き出しつつ料理に昇華する腕は確かで、そのおいしさには、確かな技法と、理にかなった知恵が隠されている。食べれば誰もがそんな感想を抱く、日本料理の名店だ。

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銀座 藤田

[東京都/銀座/天ぷら]

夜:~20000円

料理人:藤田 一休

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さまざまな一品料理や寿司、天ぷら、炊きたてご飯。そのどれもが最上級の味で供される。虎ノ門の寿司屋で長年料理長を務め、難しい客の要望に応えてきたからこそ実現できた新しい店の形だ。器まで気配りが行き届いているのはうれしいかぎり。

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神戸北野ホテル
フレンチレストラン アッシュ

[兵庫県/神戸/フレンチ]

夜:~15000円
昼:~8000円

料理人:山口 浩

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バターや生クリームを極力控え、素材が本来持つ旨みを最大限に引き出し生かす、“水のフレンチ”を提唱。華やかで、食べ応え充分のコース料理は素材自体が持つ旨みを生かし、軽やかに仕立てた料理の数々が、舌の肥えたゲストを満足させる。

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蕎麦と酒 旭

[東京都/西麻布/蕎麦・日本料理]

夜:~8000円
昼:~1000円

料理人:石井 伸

十割蕎麦の「純せいろ」に「二八せいろ」、太打ちの「田舎蕎麦」と品揃えは多彩で、季節限定の品もあり。定番の蕎麦前だけでなく、旬の鮮魚を使った刺身や天ぷらなど正統派の品や、食べ手のツボを突く一品もメニューに揃える。

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中国料理 チャイナルーム

[東京都/六本木/中国料理]

夜:~20000円
昼:~5000円

料理人:中里 卓

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中国各地の代表的な料理や本格的な飲茶が食べられる。厳選された野菜や毎朝築地から届く新鮮な魚介をキッチンに配された水槽から取り出し、洗練されたプレゼンテーションで仕上げる。こだわりの食材を活かしたオーセンティックな中国料理。

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Ristorante Borgo KONISHI

[奈良県/奈良市/イタリアン]

夜:~5000円
昼:~2000円

料理人:山嵜 正樹

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"毎日食べても飽きない味"をコンセプトに掲げた、イタリアの郷土料理が中心。イタリア南部独特製法で作る乾麺や、手打ちパスタの種類も充実でアラカルトの前菜などは一人でも、シェアしても味わえるように、2サイズが用意されている。心配りが嬉しい、通いたくなる一軒だ。

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レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ

[広島県/広島/フレンチ]

夜:~10000円
昼:~5000円

料理人:島村 光徳

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広島牛や、東広島市の自然農法で育てられた野菜、広島菜を練り込んだバケットまで自家製。地元民も知らないような広島のめぐみを華やかなフランス料理のコースにふんだんに盛り込んでいる。この店ではここでしか味わえない食の楽しみが待っている。

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レストラン ル・ジャポン

[東京都/代官山/フレンチ]

夜:~10000円
昼:~5000円

料理人:中田 耕一郎

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ベースとなる手法は王道のフレンチだが、オーナーシェフ中田耕一郎さんは 「日本人である僕を通して『おいしい』と思えるフレンチを出せばいい」と語る。その言葉どおり、“実のある”おいしさが中田さんの料理には宿っている。

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