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二日酔いを予防するための7か条

年末年始、歓送迎会など、どうしても続いてしまう飲み会。ついつい飲みすぎて、二日酔いで辛い思いをすることもしばしばです。そんな悩みを解決すべく、楽しく酔って翌日に残さない飲み方を、管理栄養士の先生に聞いてきました。

1.日本酒は同量の水と一緒に

美味しい肴と頂く日本酒は、ついつい進んでしまいますよね。最近はフルーティーで飲み口が良いものも多く、女性にも人気。でも、アルコール度数は15%前後とかなり高めなので深酒につながってしまうのです。

それを防いでくれるのが「和らぎ水」。ウイスキーにおけるチェイサーと同じ原理で、日本酒と水を交互に飲むことでアルコールの分解・排出が促進され、悪酔いしないというわけです。日本酒を注文するときに、店員さんにお水もお願いしておくのがスマートです。そして、胃を冷やさないためにできるだけ常温の水がおすすめです。

同じく飲み口が良くて度数の高い、ワインを飲むときにも効果的です。

2.焼酎は、水割りよりお湯割りで!

焼酎を割って飲むときは、水とお湯どちらが良いのでしょうか。もちろん同じ量の水・お湯で割ればアルコール度数に差は生まれないのですが、ペースのコントロールという意味ではお湯に軍配が上がります。体温に近い分、胃腸にアルコールが取り込まれやすく、比較的酔いがまわりやすいのです。身体に入ったアルコールを自覚できることは、飲みすぎを避けるうえで大切なことです。逆に、冷たい水割りは吸収が遅いため、ぐびぐびと飲んでしまい、時間差で後から一気に酔いがまわってくることになるのです。


ウイスキーなど割って飲むお酒にも同じことが言えますし、日本酒や紹興酒などの醸造酒の場合はお燗にするのがベターということになります。

3.赤ワインより白ワインのほうが残らない?

赤ワインと白ワインで迷ったら、おつまみの種類で選ぶのが王道ですよね。二日酔いしにくさで選ぶなら、白ワインがおすすめです。お酒に含まれるアルコールには、おもにエタノール(エチルアルコール)と微量のメタノール(メチルアルコール)とがあります。原料の果実や穀類に含まれる繊維質が発酵してできるメタノールは、エタノールよりも体から排出される速度が遅く、二日酔いを招くとされています。ワインの場合は、果皮が含まれない白ワインのほうがメタノール含有量が少ないため、赤ワインより二日酔いしにくいと考えることができます。

また、醸造したモロミ(原酒)を蒸留してつくる焼酎や泡盛、ジン、ウォッカなどもメタノール含有量が少ないお酒といえます。

4.合間に挟むのは、トマトジュース!

酔いが回ってきたと思ったら、お水やソフトドリンクで「ちょっと休憩」している方も多いのではないでしょうか。もちろんそれだけでもペースをコントロールするのに役立つのですが、せっかく飲むならトマトジュースが良いかもしれません。

レッドアイやブラッディマリーなどのカクテルにも使われているトマトジュースは、昔から世界各地で二日酔いに効くとされてきました。その理由はわからないままだったのですが、飲料大手のアサヒグループが2012年に発表した研究結果によると、トマトに含まれる糖類やアミノ酸以外の成分も含めた水溶性成分の複合的効果によって、アルコール分解酵素の働きを高めていることがわかったそうです。飲酒で失われたビタミン類を補給する意味でも、トマトジュースは効果がありそうです。

5.ネバネバ食材がアルコール吸収を遅らせる?

オクラに納豆、とろろ、モロヘイヤなどのネバネバ食材も、二日酔い予防の味方になってくれます。これらの食材には、ムチンと呼ばれる成分が含まれています。ムチンには、胃の粘膜を保護し、アルコールが直接胃から吸収されるのを遅くする働きがあります。しかも薄く伸びて面積が広がる性質があるムチンは、アルコールを吸収しながら腸まで到達するそうです。腸壁からゆっくりアルコールが身体に吸収され、肝臓への負担も軽くなるというわけなのです。ムチンは熱に弱い性質があるので、生で食べるか加熱しすぎないように注意すると良いでしょう。また、ムチンは水溶性なので加熱する場合はスープごと食べるのがおすすめです。

6.ベストおつまみ・魚介のカルパッチョ

おつまみで注目したいのが、カルパッチョの存在。いかやタコなどの魚介にチーズやオリーブオイルがかかった料理ですが、お酒との相性が抜群なのです。

第一の理由は、魚介には肝臓が働くための栄養になるタンパク質が豊富に含まれていること。そして、いか・タコに豊富に含まれるタウリンが胆汁の分泌を促し、肝臓でのアルコール代謝に必要な酵素の働きを助けてくれるのもポイントです。また、オリーブオイルやチーズに含まれる適度な脂質は、アルコールに直接さらされて胃壁が荒れるのを防いでくれるのです。飲み会で、必ず注文したいメニューのひとつになりそうです。

7.〆はラーメンよりお味噌汁

飲み会もお開きになれば、〆で行くのはやっぱりラーメン屋さんですよね。でも、なぜお酒を飲むとラーメンが食べたくなるのでしょうか。

経験がある方も多いと思いますが、お酒を飲むと抗利尿ホルモンが抑えられて必要以上に尿が排せつされます。その際、水分と一緒にナトリウムなどのミネラルも一緒に排出されてしまいます。また、炭水化物など料理を食べずにアルコールを摂取した後は肝臓で糖をつくる働きが弱まるため、一時的に低血糖状態になります。そのため、塩分と糖分がたっぷり入ったラーメンを欲してしまうというわけです。しかし、ラーメンは脂質が多く消化が良くありません。夜中に食べると消化しきれず、胃に負担がかかって翌日に響いてしまいます。

そこでおすすめしたいのが具だくさんのお味噌汁です。適度に塩分と糖分、水分を補給できますし、野菜でビタミンも補うことができます。次の日に響かない新しい〆として試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

二日酔いを防ぐ最大のポイントは、お酒の量をコントロールして適量で済ませることです。食事と一緒に飲んだり、お水やソフトドリンクを挟みながらマイペースで楽しめば、お酒は「百薬の長」になります。今回ご紹介した工夫を参考に、暮らしが豊かになるようなオトナの飲み方を実践していただければと思います。

編集:佐藤史親
監修:管理栄養士acco

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