九州各地から仕入れた新鮮な魚介を、お客様の好みに合わせてアレンジ

魚料理の美味しさに定評のある割烹料理店。店主・島内崇成氏が佐賀・長崎各地の鮮魚店へ出向き、有明海や玄界灘で揚がったばかりの新鮮な魚介を仕入れ。日替わりで単品料理も提供するが、まずオススメしたいのは4000円から用意するコース料理。「予約の際に、お客様の地域や性別、シチュエーション、好きな食材などをお聞きしています」と島内氏。県外の方には佐賀の食材をふんだんに、地元の方には九州外の珍しい食材を選ぶなど、オーダーメイドのように一組ごとコース内容を細かくアレンジしてくれる。四季の料理に合わせて、九州の地酒も取り揃え、訪れるたびに魚介の新たな美味しさに出合えるはずだ。

「御船山楽園」の四季の表情と、佐賀ならではの美食とワインを共に楽しむ

「御船山楽園」に隣接し、県外からのゲストも多いレストラン。四季折々の景色と共に佐賀県ならではの美食を楽しめる。コースのメイン「佐賀牛」「若楠ポーク」の薪焼に合わせて、ソムリエでもある料理人がベストなワインをセレクト。生産者と共に歩む姿勢や食材が生まれる背景を大切にし、直接生産者から仕入れた野菜、料理人自らが釣った魚など、食材のルーツにまでしっかりと寄り添いながらコースを構築している。料理・ワイン・サービス・ロケーション、まさに店名に冠する“シナジー”を感じさせてくれる一軒だ。大切な人との特別な一日にぜひ訪れたい。

佐賀の旬を揚げたてで楽しめる、カウンタースタイルの天ぷら店

2020年1月、天ぷらで評判の食事処が、コース仕立てで味わえる【天ぷら ふく田】に進化。カウンターに座って、店主の流れるような所作や食材を揚げる軽やかな音、揚げたての香りを堪能できる。素材は、唐津のウニや長崎の甘鯛など海の幸や、太良のアスパラ、背振のシイタケといった山の幸を厳選。最高級の太白胡麻油をブレンドした独自の油でカラリと揚げ、嬉野産釜炒り茶の抹茶塩など3種の塩や自家製の天つゆで楽しませてくれる。また佐賀の地酒を中心とする日本酒も豊富で、小さなグラス407円～、1合ワイングラス715円～で提供している。

地元・武雄の誇りに。佐賀の食材で魅せるイタリアの伝統料理店

「武雄の人にとって地元の誇りとなるような店にしたい」と、オーナー兼ソムリエの鳥谷憲樹氏。サービスマンとして単身イタリアへ渡り、地元・武雄へUターン後、同じくイタリア各地で4年間修業を積んだシェフの髙橋翔氏と共に、2016年にこの店を開業。料理の美味しさの鍵を握るのは、佐賀が生んだ滋味溢れる食材の数々。契約農家から仕入れた新鮮な食材を、イタリアの伝統的な技法を用いて、ここだけのイタリアンへ昇華。さらに、地元佐賀の有田焼や伊万里焼などの器が料理を彩る。鳥谷氏がつくり上げた舞台から発信される、新たな佐賀の魅力から目が離せない。

畑で料理を発想。「ファームトゥテーブル」で野菜の香りを味わう、彩り鮮やかな料理

店名の由来は「野菜の香りを感じる一皿を」。田園風景が広がるのどかな地に佇む【野々香】では、自家農園で採れた四季折々の野菜を使った料理が楽しめる。地元白石町特産の玉ねぎをはじめ、トマトやほうれん草、お米などその種類は多品目。「自分で育てているから、収穫のタイミングや使う部位も自在。農園から料理を発想しています」と、店主・小野智史氏。日本料理の老舗【なだ万】で培った和食の伝統技法を守りつつ、自家製のパセリオイルや人参の葉のパウダーといった、料理に彩りを添えるユニークな素材を開発するなど、絶えず新たな食の可能性に挑んでいる。