車窓の眺めが、至高のアミューズになる
TOHOKU
EMOTION
Sponsored by 東日本旅客鉄道株式会社
青森県八戸駅-岩手県久慈駅間を結ぶ、全席レストラン空間の観光列車!
「TOHOKU
EMOTION」は、2013年10月、震災の復興と沿線の方々に元気をもたらすために誕生した観光列車です。約2時間の乗車中、三陸海岸の絶景を眺めながら、東北の食材を使ったコース料理をご堪能いただきます。
料理は有名シェフ監修。そのコース料理をライブキッチンスペースと呼ばれる車内の厨房で仕上げているので、できたての温かい料理を各テーブルで召し上がっていただけます。
乗車の前後には八戸や久慈観光をお楽しみください。素敵なカフェでお茶をしたり、新鮮な魚介類や肉を自分で炭火焼きして食べられる市場もあります。
「TOHOKU EMOTION」で早春の東北を旅してみませんか。
CHAPTER 1
全席レストラン空間、
三陸の海が一望できる
「TOHOKU EMOTION」とは
「TOHOKU EMOTION」はみちのく尽くし、
素敵な魅力が満載!
朝10時半過ぎ。JR八戸駅1番線ホームに白亜の車両が停車していました。JR東日本の観光列車「TOHOKU EMOTION」です。ホームでは、駅社員が乗客を「TOHOKU
EMOTION」をイメージした旗でお出迎え。
列車の旅を満喫してもらうため、唯一無二の車両を仕立てました。インテリアやキッチン、エクステリアの専門家が車両の意匠を担当。客車は、コンパートメント個室車両とオープンダイニング車両の2両です。その2台の客車の間に、厨房を完備したライブキッチンスペース車両を連結。できたての温かい料理やワインなどの飲み物をサービススタッフが配膳します。
“八戸発-久慈行”の往路ではランチを、“久慈発-八戸行”の復路ではデザートブッフェを提供。旅人は家族や友人との会話を楽しみながら、三陸海岸の景色を鑑賞しつつ、美味しいコース料理やワインなどをご賞味いただけます。
それでは各車両の特徴を紹介させていただきます。
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美しい白亜の車両が特徴の「TOHOKU EMOTION」
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八戸駅で駅社員が乗客を出迎えてくれます
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ウミネコが描かれた八戸駅の看板
1号車 コンパートメント個室車両
1号車はコンパートメント個室車両で、4人1組の個室が7室あります。入室した瞬間、掃除が行き届いた大きな窓と、福島の「刺子織」をモチーフにした壁面ファブリックが目に飛び込んできます。メニューやランチョンマット、カトラリーが用意されたテーブルは、落ち着いた色合いの人工大理石製。4人掛けのシートはシックな色使いの革張り。入口の両脇にはジャケットやカバンなどを収納するクローゼットの用意があります。
コンパートメントという仕切られた空間で、思い思いの旅の時間をお楽しみいただけます。
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シックな意匠の1号車コンパートメント個室車両
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個室壁面には「刺子織」(福島)がモチーフとして飾ってあります
2号車 ライブキッチンスペース車両
「TOHOKU EMOTION」は「走るレストラン」と呼ばれています。
温かい料理を楽しんでいただくため、IH調理器具や皿を温める器具などを備えたライブキッチンスペース車両を連結。もちろん車内の狭い厨房でフルコースを最初から作ることはできません。地上の厨房で7割程作ったものをここで1品1品仕上げ、器に盛り付けます。完成した料理をサービススタッフが各テーブルに運び、ワインなどと一緒に召し上がっていただきます。ライブキッチンというだけに、シェフと2名のコックが料理を作る姿をガラス越しに見学できるのが特徴。
この車両にも東北をモチーフにしたエクステリアがあります。キッチン背面の「こぎん刺し」(青森)、カウンター壁面の「南部鉄」(岩手)や「南部姫毬」(青森)にもご注目ください。
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ライブキッチンではシェフが盛り付けの真っ最中
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ライブキッチンの背面は「こぎん刺し」(青森)がモチーフ
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「南部鉄」(岩手)と「南部姫毬」(青森)がモチーフのライブキッチンカウンター壁面
3号車 オープンダイニング車両
3号車は開放的な車窓から三陸海岸を望むオープンダイニング車両になっています。木と人工大理石で構成されるテーブルと、木目が美しい革張りの椅子でコース料理を、お好みの飲み物と一緒にご堪能いただけます。
この車両にも東北の伝統工芸をモチーフにしたインテリアが随所にあしらわれています。床は「こぎん刺し」(青森)、照明は「琥珀」(岩手)、「雄勝硯」(宮城)をモチーフにした什器の仕上げ材が旅人の心を和ませてくれます。スピーカーからは車内放送に加え、オリジナルのBGMが流れてきます。
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オープンダイニングスペースの床は「こぎん刺し」(青森)、照明は「琥珀」(岩手)がモチーフ
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什器の仕上げ材は宮城の「雄勝硯」をモチーフ
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テーブルの上にはカトラリーとメニューが置かれています
「TOHOKU
EMOTION」に乗車すると、サービススタッフの笑顔あふれるおもてなしを受けて、心温まる旅を満喫できます。
ときに八戸駅や久慈駅では、「いってらっしゃい」、「お帰りなさい」と、声をかけてくれるシーンに出会えることもあります。
久慈駅では、大漁旗を振って出迎えてくれる方が印象的でした。
「『TOHOKU EMOTION』を、JR八戸線を応援してくれてありがとう」。そんな感謝の気持ちを込めて大漁旗を掲げています。
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「TOHOKU EMOTION」の乗務員(撮影時のみマスクを外してもらいました)
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久慈駅ホームの看板には久慈観光のメッカ「つりがね洞」が描かれています
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久慈駅では、大漁旗がお出迎え
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久慈駅でも感謝の気持ちを込めてお見送り
地元の方が大漁旗を振って応援する「洋野エモーション」
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「TOHOKU EMOTION」名物の「洋野エモーション」
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「洋野エモーション」は洋野町内の2か所で行われています
「TOHOKU
EMOTION」の乗客に手や大漁旗を振る「洋野エモーション」という活動を行なっています。「洋野町を知ってもらおう」という思いからスタートしました。当初小さな活動でしたが徐々に大きくなっていき、いまでは町民以外の方も大勢参加しています。多い日で40名。真冬でも「TOHOKU
EMOTION」の運行に合わせて活動を続けています。
洋野エモーションには4つの極意があるそうです。それは、笑顔・大きく手を振る・感謝の気持を忘れない・列車が見えなくなるまで手を振り続ける、この4つです。いつまでも手を振り続けて見送ってくれる彼らを見ていると、こっちまで元気になります。
列車も洋野エモーションに合わせて徐行するので、乗客の私達も手を振り、笑顔の交流を楽しみませんか。
*価格は一部を除きすべて税別です。
*メニューやサービスの内容は、予告なく変更になる可能性がございます。
三陸の海を一望!
唯一無二、白亜の東北レストラン鉄道で
笑顔溢れる旅に出てみませんか。
CHAPTER 2
三陸の海山の幸が詰まった、
繊細で美しいフレンチに
舌つづみ
ライブキッチンで完成!
盛り付けまでこだわる未体験のコース料理を満喫
「TOHOKU
EMOTION」の料理は半年間ずつ有名シェフが監修してきました。昨年10月から担当しているのが、中目黒のフレンチ【クラフタル】の大土橋真也シェフです。10月から12月は東北の食文化を大土橋シェフ流にアレンジした料理でした。
「1月から3月は伝統的なフレンチに、日本の食文化を取り入れた料理を食べていただきます」(大土橋シェフ)。
大土橋シェフには娘さんが3人います。この春、長女が小学校に入学する前に、家族で「TOHOKU
EMOTION」に乗る予定ですが、パパが料理を考えたことは内緒にしています。なぜなら長女が、「パパの作る焼きそばが一番美味しい」と保育園で自慢したから。車内の料理を食べた長女が「焼きそばよりも美味しい」って褒めてくれたら、「これパパが考えたんだよ」と伝えるつもりだそうです。
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ウエルカムドリンクは、ノンアルコールスパークリングアップルです
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可愛らしいイラストが描かれたカトラリーもこの列車の魅力
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白を基調にしたシンプルなテーブルセッティング
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ランチョンマットのイラストにも注目してください
八戸駅を11時頃出発すると、ノンアルコールのスパークリングアップル(りんごの炭酸飲料)が運ばれてきました。ウエルカムドリンクの到着が走るレストランオープンの合図です。テーブルに置かれたメニューに書かれたドリンクの中からお好きな飲み物を選びます。
ウエルカムドリンクで乾杯したら、ライブキッチンで作ったフレンチのフルコースを、サービススタッフができたてのまま届けてくれます。大土橋シェフが監修した料理をライブキッチンで120%再現させるため、大土橋シェフや大勢のスタッフが何度も試食を繰り返してきました。どんな料理なのかコース順に紹介します。
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桐の箱が届きました。蓋を開くワクワク感があります
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色とりどりのアミューズが詰まっています
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期待に胸をはずませながら「いただきます!」
蓋付きの桐箱が登場。蓋をゆっくりとはずすと、色とりどりの料理が盛られたガラス皿が5つ並んでいます。寒くなるにつれ、一段と甘みを増す冬野菜を使った前菜のアソートです。
『さつまいものスープ』、『菜の花のワサビ和え』、『カリフラワーのブランマンジェ』、『柿とかぶのマリネ』、『ビーツのサラダ』(左下から時計回り)です。カラフルな東北産の野菜がおりなすグラデーションが食欲を引き立ててくれます。
『さつまいものスープ』にはオレンジのキャラメル、『カリフラワーのブランマンジェ』にはトリュフとトリュフオイル、『柿とかぶのマリネ』にはフォアグラのテリーヌ、『ビーツのサラダ』には鴨肉とモッツァレラを添え、この列車ならではの、東北産野菜をふんだんに使った前菜に仕上げました。
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大土橋シェフ渾身の『ぶり大根のサラダ』(実際の器は異なります)
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ずっと見ていたい車窓風景が広がっています
“旨味”と”食感”、そして”香り”を楽しんでいただけるフレンチが1月から3月のテーマです。そのフレンチに、日本の食文化というスパイスを効かせました。その最たるものが、この『ぶり大根のサラダ』かもしれません。『ぶり大根』というと大半の日本人が、醤油で煮込んだ料理を思い浮かべます。ところが、その既成概念を大土橋シェフは心地よく裏切り、サラダ仕立てにしました。
「生のブリと大根のシャキシャキした食感を感じながら、大根の辛味や華やかな香りを楽しんでいただけたら幸いです」
『ぶり大根』には日本酒かもしれませんが、『ぶり大根のサラダ』には白ワインとのペアリングをおすすめします。
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温かい料理を提供するため、ライブキッチンでは獅子奮迅中
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温めた器に温かい料理が盛られていきます(画像はイメージです)
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『白子のムニエル 春菊のスープ』
南仏プロバンスには、タラとジャガイモを使った『ブランダード』という郷土料理があります。意外かもしれませんが、タラを塩漬けにして干したものがプロバンスでも食べられてきました。ちなみに、塩漬けのタラはバイキングが伝えたといわれています。
干したタラを水で戻し、ジャガイモやバター、牛乳、タイム、ニンニクと一緒にコンフィにし、ピューレにしたものを白子の上にモンブランクリームのように絞ります。それをオーブンで香ばしく焼いたものを、爽やかな香りの春菊のスープに浮かべました。地中海沿岸で冬に食べられてきた『ブランダード』をスープ仕立てにし、冬の太平洋を眺めながら楽しんでいただこうという趣向です。白ワインと一緒にお召し上がりください。
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シェフと2名のコックが連携で盛り付けを進めます
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車内とは思えないほど、スムースに盛り付けていきます
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3名で最大48人分の料理を仕上げ盛り付けます
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メイン料理の『牛タンのマデラ煮込み 麦のリゾット』
メインは『牛タンのマデラ煮込み』。牛タンを柔らかく炊き込み、マデラ酒でしっかりと煮込んだフランスの伝統的な煮込み料理です。
「昨年夏に仙台で食べた『牛タン定食の麦とろ飯』をフレンチに落とし込みました」(大土橋シェフ)
牛タンの下に牛タンのブイヨンで炊いた麦のリゾットをしき、黒ニンニクのペーストを使ったワインソースをかけてあります。その上にチップスを添えました。細長いのはゴボウ、丸いのはキクイモ、サイコロ状のはヤマイモ、小さいのはエシャロット。バターをしっかりと使い、香味野菜の香りを引き立てて、アルコールの香りも立てつつ、食材の味をシンプルに楽しめる料理に仕上げました。
「全体をからめて食べていただけると優しい甘みが広がると思います」(大土橋シェフ)
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車窓からの景色も「TOHOKU EMOTION」の魅力のひとつ
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浦島太郎がもらったような玉手箱が届きました
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美味しそうなデザートが詰まっていました(画像は4人分です)
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どれから食べるか迷いに迷って『ケークシトロン』を選びました
メインが終わると、浦島太郎が龍宮城でもらった玉手箱のような木箱が届きます。蓋を開けるともちろん白い煙ではなく、色とりどりのお菓子があらわれました。
『マルジョレーヌ』、『ケークシトロン』、『マカロンラズベリー』、『ピスタチオとカカオニブのフロランタン』(写真上段左から)と彩りも豊かです。
「どれから食べるか、大いに悩んでください(笑)」(大土橋シェフ)
玉手箱を開けた浦島太郎はおじいさんになってしまいますが、クラシックなフランスのお菓子を食べた人は幸せいっぱいで、誰もが笑顔になります。車窓には浦島太郎が見たような美しい三陸海岸が続きます。(写真は4人分です)
地元で有名なホテルの
本格デザートブッフェを味わえる
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デザートの前菜には、3種類のスイーツが盛られています
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アソートプレートを完食して大満足。でも、デザートブッフェはこれからスタート
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オードブルには生ハムやシーフードマリネなども
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デザートブッフェのスイーツをすべて頼むこともできます
久慈から八戸への復路ではデザートブッフェを提供。
『ホテルメトロポリタン盛岡』のシェフパティシエ、熊谷崇さんがメニューを監修したデザートをいただけます。
まずは3種類のデザートが盛られたアソートプレートから。「TOHOKU
EMOTION」のロゴ入りのホワイトチョコレートを添えたアソートプレートなどが運ばれてきます。それに続きデザートブッフェでは、デザート(全6種類)とオードブル(パルマ産生ハムなど4種類)を約45分間何度でも注文できます。もちろん飲み物の種類も豊富。
車窓からの風景を眺めながら、美味しいデザートを頬張る至福の時間をお過ごしください。
春メニュー
- 往路 -
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アミューズ『新緑の“ベール・マンジェ”』、『八幡平マッシュルームのクレーム』、『姫神サーモン オレンジのマリネ』、『県産若鶏胸肉”紫波リースリングリオン”ヴァプール エストラゴンのマスタードソース』、『三陸帆立貝 プティレギューム サフランのジュレ』
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魚『真鯛”ポーピエット”シャンパーニュのクリーム ハーブの香り』
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メインディッシュ『岩手県産牛ほほ肉の煮込み』
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プティフール『フォルム ミニョンなフィナンシェ』、『マドレーヌ』、『プティシュー』、『ショコラ トリュフ』
春メニュー
- 復路 -
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アソートプレート『青りんごシャーベット』、『抹茶のテリーヌ』、『苺のムース』
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『アップルチーズタルト』
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『季節のフルーツショートケーキ』
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『野田塩 ファーブルトン』
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『ブルーベリージュレ』
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『ムースショコラマンゴー』
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『メロンのパンナ・コッタ』
*価格は一部を除きすべて税別です。
*メニューやサービスの内容は、予告なく変更になる可能性がございます。
車窓の眺めがそのままアミューズに!
三陸海岸の四季折々を
まるごと楽しめる観光列車はこちら。
CHAPTER 3
海の幸に舌つづみ打ち、
壮大な絶景に息をのむ
八戸の魅力
みろく横丁
漁師町だからこそ味わえる
新鮮な魚介と温かな笑顔
せっかく八戸へ訪れたのなら、ご当地の名物料理も食べて帰りたいものです。八戸市内にある「屋台村みろく横丁」へ足を伸ばしてみませんか。同市の三日町と六日町の間にある横丁なので「みろく」と命名されました。横丁内にある約30軒の固定屋台が、八戸で獲れた魚介類や野菜などを使ったご馳走を食べさせてくれます。
その中の美味しい3軒を紹介します。
海の幸美味
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『あん肝』600円、『どんこ刺』700円、『スズキの皮』300円(左から時計まわり)
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初代が16年前に開業。中崎琢夫大将は2年前、2代目に就任しました
腕はもちろん、口も達者な大将の中崎琢夫さんが旅人を暖かくもてなしてくれる居酒屋【海の幸美味(みみ)】。壁面には自慢の品書きがびっしりと書かれています。何を頼もうか迷ったら大将に相談するのが一番。この日は『どんこ刺』、『自家製あん肝』、『スズキの皮』をすすめてくれました。スズキの皮を食べたのは初めてかも。シコシコとした食感がフグの皮みたいでした。
「年末から3月まではホッキ貝を食べてほしいなあ。イカとサバとホタテは通年。春から夏はホヤがいいよ」
大将の人柄も美味しい居酒屋です。
海の幸美味
- 住所:八戸市三日町25 おんで市
- 電話:080-3336-4742
- 営業:17時〜24時
- 定休:無休
- https://www.instagram.com/uminosachimimi/
よろず屋伊知郎
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『きんきん(きんき)入りせんべい汁』750円
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【よろず屋伊知郎】のご主人、中山伊知郎さん
みろく横丁の居酒屋はひとつのジャンルに特化した料理を食べさせてくれる店が多いのですが、中山伊知郎さんが営む【よろず屋伊知郎】の料理はバラエティ豊かなのが特徴。カウンターの脇に鎮座するおでん鍋では、透き通った汁の中でいろいろなおでんが美味しそうな香りを立てていました。魚料理や刺し身の種類も豊富。この日は『イカの煮付け』や『タコ白子』、『赤エビの刺身』などがメニューに書かれていました。
品書きの中から食べてみたかった郷土料理を注文。『きんきん(きんき)入りせんべい汁』です。
「鯖の水煮缶にせんべいや豆腐、長ネギを入れて作ったのが、八戸のせんべい汁のルーツです」
本来ご馳走ではなかったのかもしれませんが、伊知郎さんが作ってくれた熱々のせんべい汁が、冷え切った身体を温めてくれます。
よろず屋伊知郎
- 住所:八戸市三日町25 おんで市
- 電話:080-1674-6255
- 営業:18時〜24時
- 定休:無休
ラリグラス すみれ
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『モモ』500円、『ヤギ肉』600円、『ネパール枝豆』400円。ネパール産もインド産もビールは600円
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W女将のマヤさんと松山きく子さん
『ネパール焼きそば』、『ネパールウインナー』、『ネパール卵焼き』など、壁面に貼られた手書きのメニューはなぜか「ネパール」のオンパレード。それもそのはず、【ラリグラス
すみれ】では、ネパールはカトマンズ出身のマヤさんと八戸出身の松山きく子さんが、スパイシーなネパールの家庭料理を食べさせてくれるのです。
ネパール産ビールやインド産ウイスキーに加え、八戸の地酒も豊富。『キーマカレー』や『グリーンカレー』も作ってくれるので、他所ではまず経験できない地酒とスパイシーなカレーとのペアリングも楽しませてくれます。
流暢な日本語を話す来日18年目のマヤさんときく子さんによる掛け合い漫才のような会話に花が咲きます。
ラリグラス すみれ
- 住所:八戸市六日町 10-1
- 電話:090-2886-3201
- 営業:18時〜23時
- 定休:日曜
八食センター
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とにかく広い、どでか市場「八食センター」
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あちこちの店先に旬の魚介類が並んでいます
全国でも有数の水揚げ量を誇る港町八戸。その郊外に、鮮魚のテーマパークの愛称で親しまれてきた「八食センター」があります。創業は昭和55年。港の近くで鮮魚を販売していた店が集まり、「八食センター」を開業しました。
売り場面積は約4200平方メートル。鮮魚店だけでなく、肉屋、酒屋、お菓子屋など約60店舗が軒を連ねています。鮮魚店では八戸漁港に水揚げされた四季折々の魚介類を購入できるだけでなく、配送サービスや取り寄せも行なっています。新鮮な魚介類を食べさせてくれる飲食店が揃っているのも魅力です。
七厘村
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鮮度抜群のイカも【七厘村】で焼くこともできます
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さっきまで活きていたカキやホタテを豪快に浜焼き
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アワビの踊焼きに歓声がわきます
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焼きたてのイカにイカの肝を付けていただきます
「八食センター」の一番の特徴は、炭火焼きスポット【七厘村】があることかもしれません。その名の通り七厘はもちろん着火済みの木炭、まな板、包丁、紙皿、お箸、調味料(マヨネーズやバターは有料)などの用意があります。
館内の鮮魚店、乾物屋、精肉店、酒屋などで購入したものならすべて持ち込み可能。魚介類や肉のBBQはもちろん、干物を炙ることもできます。店舗によってはすぐに焼けるような魚介類のセットを売っているところもあります。2時間で大人1名400円、小学生150円(2時間を超える場合は要延長料金)。時間内なら出入り自由。食材が足りなくなったら買い出しへGO。
七厘村
- 住所:八戸市河原木神才22-2
- 電話:0178-29-4451
- 受付:9時〜17時
- 定休:水曜
- ※コロナ下の現在、延長は不可
いちば亭
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【いちば亭】の『ウニ・イクラ・イカ丼』3,000円(税込)
「八食センター」には厨スタジアムと呼ばれる飲食店が集まる棟があります。その中の【いちば亭】には、八戸の郷土料理を代表する『せんべい汁』もありますが、旬の魚介類を使った料理が人気です。
特筆すべきは、海鮮丼の種類の豊富さ。『ウニ丼』、『ウニ・イクラ・イカ丼』、『特選海鮮丼』など、様々な海鮮丼をいただけます。加えてアワビやサザエ、牡蠣などの貝焼きのセットや単品も楽しめます。
いちば亭
- 住所:八戸市河原木神才22-2 八食センター飲食棟厨スタジアム内
- 電話:0178-28-8748
- 営業:10時〜20時(LO19 時半)
- 定休:毎月第4水曜定休 ※定休日が祝日の場合と、市場棟が営業日の場合は営業
八戸の観光名所
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「葦毛崎展望台」からは眼下に太平洋を一望できます
八戸の魅力は飲食だけではありません。観光名所もたくさんあります。
そのひとつが、八戸から宮城県石巻市までの3県にまたがる「三陸復興国立公園」です。同国立公園の北端に位置し、八戸郊外にある全長約12kmの種差海岸(たねさしかいがん)は、変化に富んだ海岸線と多彩な景観で旅人を魅了してきました。その中からとくにおすすめのビューポイントを紹介します。
蕪島
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3月から半年間、ウミネコの繁殖地になる「蕪島(かぶしま)」
「TOHOKU
EMOTION」の車内からも一望できる「蕪島」は、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。3月から8月頃まで島はウミネコで埋め尽くされます。その数は3万羽とも4万羽ともいわれ、繁殖が間近で観察できます。
その頂には弁財天を祀り、漁業安全や商売繁盛、芸能などにご利益があるとされる「蕪嶋神社」が鎮座。ウミネコは、漁場を教えてくれる弁財天の使いとして昔から八戸では大切にされてきました。
葦毛崎展望台
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種差海岸の名勝を楽しめる「葦毛崎展望台」
岬の突端に西洋の古城を思わせる異国情緒たっぷりな「葦毛崎展望台(あしげざきてんぼうだい)」があります。第2次世界大戦末期、旧日本軍の軍事施設でしたが、現在は展望台として一般公開されています。展望台に登り太平洋を一望したら、遊歩道を歩いてみませんか。 初夏から秋にかけて遊歩道の海側には海浜植物が、陸側には高山植物が咲き誇ります。約650種もの花々が楽しめることから「花の渚」とも呼ばれています。
種差天然芝生地
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「種差天然芝生地」も冬の間は雪景色の日々が続きます
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緑の絨毯に覆い尽くされるのはゴールデンウィークの頃から
種差海岸を代表するビューポイントへ行ってみませんか。まるでスコットランドの海岸のような不思議な風景が広がる「種差天然芝生地」です。天然の芝生が、険しい岩礁が続く波打ち際まで緑の絨毯のように生えています。
近くにある「種差海岸インフォメーションセンター」では、毎週土曜日の朝ヨガや乗馬体験など、夏場を中心にさまざまな体験プログラムを行なっています。先の葦毛崎展望台から種差天然芝生地まで約5.2kmの遊歩道があり、のんびりとトレッキングを楽しめます。
*価格は一部を除きすべて税別です。
*メニューやサービスの内容は、予告なく変更になる可能性がございます。
車窓の絶景をもっと身近に!
東北レストラン鉄道が誘う海辺の町へ
CHAPTER 4
新しい息吹を吹き込むカフェと、
古代に魅了される
久慈のいま
NANAMARUNI COFFEE
地元の伝統を伝えたい、
久慈の新スポットカフェ
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ユニークなメニューはもちろん、オシャレな内観も人気
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に登場したことでも知られる久慈駅。ここから徒歩数分の場所にオープンした【NANAMARUNI COFFEE】」では、香り高いコーヒーや他所では味わえないパフェを提供しています。
NANAMARUNI COFFEE
久慈にはコーヒー専門店がなかったそうです。コーヒー文化を、カフェ文化をこの町に根付かせようと立ち上がった人がいます。久慈出身の嵯峨恒宏さんです。
「八戸や盛岡からも来てもらえるようなカフェを創ろうと思い、2018年5月に【NANAMARUNI COFFEE】をオープンしました」
自家焙煎のコーヒーや、嵯峨さんが考えた斬新なメニューが久慈市民だけでなく、近県に住む人からも人気です。この日、大好物の抹茶パンケーキを頬張る中3男子の姿もありました。カフェ文化に対する嵯峨さんの熱い思いは、久慈市民に浸透しつつあるようです。
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コーヒーを淹れるオーナーの嵯峨恒宏(さが つねひろ)さん
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自家焙煎した珈琲豆も販売しています
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香り豊かなコーヒーを落ち着いた店内でいただけます
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『久慈焼のカップで供される『珈琲パフェ』500円(税込)
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『フローズングリーンティー』460円(税込)
「自家焙煎の豆を使った『コーヒー』はもちろん、『フローズングリーンティー』もメニューにありました。なかでも『珈琲パフェ』にはびっくり。
一瞬ラテアート見えますが、濃厚なクリーム、コーヒーゼリー、バニラアイスクリーム、コーンフレークの4層からなる、初めて体験するパフェでした。
「コーヒーカップは久慈焼です。パフェのイメージを破りつつ、久慈焼を久慈の若い人にも知ってもらいたかったことからこのメニューを考えました」と嵯峨さんの顔がほころびました。
NANAMARUNI COFFEE
- 住所:岩手県久慈市二十八日町2-21
- 電話:0194-66-7655
- 営業:10時~20時
- 定休:火曜日
- https://www.instagram.com/nanamaruni.coffee/
久慈の観光スポット
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【久慈琥珀本店】で販売している久慈産の琥珀で作ったネックレス
定番スポットも人気。人類がこの世に誕生するはるか昔に誕生した琥珀を展示する国内唯一の博物館「久慈琥珀博物館」です。さらに断崖と奇岩が続く陸中海岸にも足を伸ばすと、自然が創り上げた不思議なほら穴「つりがね洞」が鎮座しています。太古の昔や新しい久慈と出会える旅に出かけてみませんか。
久慈琥珀博物館
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琥珀を加工したペンダントなどのアクセサリーも豊富
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新館にある、琥珀をシンボルにした「太陽の石」と呼ばれる体感型ドーム
映画「ジュラシックパーク」は、琥珀に包まれた蚊が吸っていた恐竜の血液から恐竜を創造するというストーリーでした。それと同じような琥珀を数多展示する「久慈琥珀博物館」が久慈市内にあります。数千万年~数億年前、樹木の樹脂が土砂などに埋もれ、化石化したものが琥珀です。
久慈では昆虫や植物の化石が包まれた琥珀が数多く発見されてきました。恐竜時代の環境や生態を知る貴重な資料ともいえる琥珀を展示しています。併設の久慈琥珀本店では、久慈産や海外産の琥珀を加工したアクセサリーなどを販売しています。
久慈琥珀博物館
- 住所:岩手県久慈市小久慈町19-156-133
- 電話:0194-59-3831
- 営業:9時〜17時
- 定休:火曜日
- http://www.kuji.co.jp/museum
つりがね洞
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小袖海岸を代表する奇岩「つりがね洞」
「つりがね洞」は、三陸復興国立公園の小袖海岸にある絶景のひとつ。かつて天井部分から釣鐘の形をした岩がぶらさがっていたことからこの名があります。そのつりがねが、1896(明治29)年の明治三陸地震による津波で崩壊。現在、大きな洞穴だけが残っています。毎年6月の夏至をはさむ約3週間のみ、穴を通る朝日を見ることができます。
*メニューやサービスの内容は、予告なく変更になる可能性がございます。
東北レストラン鉄道に乗り、
歴史に育まれた新しい息吹を感じよう!