1. ヒトサラ
  2. エリアグルメガイド
  3. 進化するボジョレーヌーヴォー

進化するボジョレーヌーヴォー

2021.11.18

美味、解禁。

ここ数年、ボジョレーヌーヴォー人気が再燃している。 その理由は、なんといっても品質の向上と、ロゼや白の登場といった多彩な魅力にある。1980年代の熱狂的盛り上がりとはまた違って、新酒を祝うというフランス文化をナチュラルに楽しむようになっているのも特徴。 今年はさらに美味しくなったボジョレーヌーヴォーで、仲間と一緒に乾杯したい!

Etienne Ramousse, Denis Laveur

ここ数年、ボジョレーヌーヴォー人気が再燃している。 その理由は、なんといっても品質の向上と、ロゼや白の登場といった多彩な魅力にある。

1980年代の熱狂的盛り上がりとはまた違って、新酒を祝うというフランス文化をナチュラルに楽しむようになっているのも特徴。

今年はさらに美味しくなったボジョレーヌーヴォーで、仲間と一緒に乾杯したい!

そもそも、ボジョレーヌーヴォーとは?

Etienne Ramousse

ボジョレーワインとはフランス・ブルゴーニュ地方の南・リヨンの北に位置するボジョレー地区で生産されるワインのことで、ヌーヴォーは 新酒 の意。その年に収穫したブドウでつくられる最初のワインとして、どの銘柄よりも早くワインの味を楽しむことができるとして知られている。ボジョレーヌーヴォーの解禁日というと、毎年変更しているイメージだが、実際には、毎年11月第3木曜日(日付が変わった午前0時)に解禁されると決まっているのだ。ブドウ品種はボジョレー地区の主要品種であるガメイ種で、チェリーの香りとピュアな酸味が特徴的。飲みやすく、チャーミングな味わいだ

Etienne Ramousse

日本は、世界でいちばん
ボジョレーヌーヴォーが楽しい国!

Etienne Ramousse

実は今、ボジョレーヌーヴォーが多彩にそろう国は、なんと日本。フランスでも手に入らない銘柄も多く、「新酒の時期には日本に輸入されているボジョレーヌーヴォーを集め、ほぼ毎年日本で試飲を行う」というボジョレーの大御所もいるほど。銘柄が多彩ということは、味わいもバラエティ豊かということ。しかも、日本ほど和洋中、そしてエスニックと、美食シーンが充実した国はない。フレッシュフルーティーなボジョレーヌーヴォーはさまざまな料理にも合うので、日本はまさにボジョレーヌーヴォーパラダイスなのだ。

Etienne Ramousse

味わいも、多様性も。
進化するボジョレーヌーヴォー

Denis Laveur

「ボジョレーヌーヴォーは水っぽい」。これはもう昔の話。今のボジョレーヌーヴォーはスミレのような華やかな香りをもち、果実味もとても豊かなものが多い。ボジョレーヌーヴォーは、大きなタンクにブドウを潰さずに次々と入れ、その重さで潰れた下方のブドウ果汁が自然に発酵を始める「マセラシオン・カルボニック法(炭酸ガス浸潤法)」でつくられるが、この醸造技術が格段に進歩し、フレッシュで味わい深いワインが生み出されているのだ。近年では世界的人気のロゼや、ごくわずかだが白も登場、多彩な進化をみせている。

Denis Laveur

ヌーヴォーだけじゃない
ボジョレー地区の12のアペラシオン

ボジョレーワイン産地は広大で、マコンの南からリヨンの北までおよそ1万4,500ヘクタールに渡って広がっています。地域内に12のAOCがあり、主にガメイ種が栽培されています。(98%)
その12あるAOCの中に、10のクリュ・デュ・ボジョレーがソーヌ川に沿って展開します。ブルイィ、コート・ド・ブルイィ、そしてレニエ、モルゴン、シルーブル、フルーリー、ムーラン・ナ・ヴァン、シェナ、ジュリエナと続き、マコネと接するサン・タムールが最北端にあります。これらのアペラシオンは多様性に溢れた赤ワインを生み出してくれ、まさに喜びそのものと言ってよいでしょう。

こちらをクリックすると拡大地図が開きます

ボジョレーワインは
次のような位置づけとともに変化します

  • みんなで楽しむボジョレー

    価値を高め、強化する財産
  • 個性豊かなボジョレー

    定着化の新たな基盤
  • 特別なボジョレー

    新たなる崇高な大望

ボジョレーを愛するプロに聞く
とっておきのヌーヴォーの楽しみ方

ボジョレーを愛するプロに聞く とっておきのヌーヴォーの楽しみ方

Back to Top