至福の逸品〜dish stories〜 vol.02

カラダにおいしいハーブティー 〜“自分に効く”ハーブティーの選び方〜

日本でハーブティーが定着し始めたのはここ40年の話。カフェやレストランでも身近な存在になっている。けれど、“どんな時”に“何を飲む”かと考えながらハーブティーを選ぶ人はまだまだ少ないのではないだろうか。今回は、オーガニック茶葉を使ったハーブティーで世界的に有名なオーストリアの「ゾネントア社」が日本に初出店したカフェ、『ゾネントア赤坂店』で、ハーブティーの選び方について話をうかがった。食事に合わせて、気分に合わせて、体調に合わせて、もっと“ワガママ”にハーブティーを選ぼう。

撮影/Matt Mammoto
掲載している情報は、2012年8月時点のものです。現在とは異なる場合もございますので予めご了承ください。

期待がふくらむハーブティー空間

期待がふくらむハーブティー空間

ゾネントアの店内に踏み入れてまず目を奪われるのは、所狭しと並んだハーブティーのパッケージ。 その数は都内でもトップクラスを誇り、70種類以上のハーブティーが揃う

「ここに来て、食べて飲んで元気になってほしい、安心して飲めるハーブティーを飲んでほしい、そんな想いでいるんです」と、笑顔で話してくれたのは、ゾネントア赤坂店の村林店長。ゾネントアのハーブは、全て有機栽培され、大切に手摘みされている。直接お湯を注いで飲むものだから、オーガニックハーブであるということはとても大切な安心要素だ。
ゾネントアというのは、ドイツ語の「太陽」と「門」という単語を組み合わせた造語だそう。『ゾネントアの太陽は、あなたのために昇る』というモットーを感じる明るい空間で、自分に合うハーブティーに出会えそう、という期待がふくらむ。

そもそもハーブティーとは?

紅茶や緑茶は、茶樹(チャノキ)の葉や茎から作られるが、ハーブティーは、数千種類もの自然の薬用植物の茎・葉・花・実から作られ、そのほとんどがノンカフェインだ。
紅茶よりも歴史は古く、3000年以上前から薬草から薬効を得るための方法としてヨーロッパで発達し、内用薬や外用薬に使われながら、徐々に日常生活の一部へと溶けこんでいった。
日本でも1960年代に初輸入されたことをきっかけに、香りや味を楽しむことから始まり、今ではストレス緩和や美容・デトックスを目的に飲むという楽しみ方が定着してきた。

定着したとは言っても、「いつも何となく飲んでいるだけ・・・」という人は多いかもしれない。飲み慣れたハーブティーを飲むのはもちろん悪くはないが、せっかくなら、ハーブティーの効能をいかしてより効果的に飲みたいところ。
ところが、朝昼夜・食前食後など飲むタイミングは様々。そしてハーブティーの種類や味も様々。
あくまで一部だが、ゾネントアのカフェスペースで飲めるハーブティーだけでも、こんなにたくさんのラインナップと用途があるのだ。

そもそもハーブティーとは?
  • ルイボスオレンジティー:甘いルイボスティーと、甘酸っぱい香りのオレンジがブレンドされ、とても飲みやすく、食事の最中でも味を邪魔しない。南アフリカでは、ルイボスティーは「不老長寿の飲み物」と言われている。
  • リフレッシュ:レモングラス・レモンバーム・レモンバーベナがブレンドされ、レモン系の風味が頭をスッキリさせてくれる。考え事で煮詰まりアイディアが浮かばない時など、リフレッシュしたいときにおすすめ。
  • くいしんぼうの断食:食前に飲むと空腹感を抑えてくれるので、自然と食べる量も減らすことができる。食べ過ぎが気になる人におすすめ。小腹が空いた時やダイエット中の人は、おやつ代わりにも。
  • ジンジャー・レモンティー:夏場のクーラーなどで冷えやすい人向け。生姜の香りに、レモンの爽やかさと、ブラックペッパーのピリッとしたスパイシーな味が加わる。お湯を注ぐとピンク色になり、見た目も華やか。
  • カモミールティー:気分が落ち込んだ時など、特にリラックスをしたい時におすすめ。夏バテで疲れた胃にも優しいので、食前に飲むのがおすすめ。寝る前に飲むと、体も温めてくれるので安眠にも繋がる。
  • マジック:スペアミントとアップルミントが多くブレンドされているので、食後の口直しに最適。風邪のひき始めや、胃が疲れている時、長時間のドライブなど乗り物酔いにも良いとされる。
  • サンドロンフルーツティー:日本ではあまり馴染みがないサンドロン。「スーパービタミン」とも呼ばれ、ビタミンCが豊富。肌の調子が良くない時や、日焼け後に飲むのがおすすめ。
  • スプリングキス:ペパーミントとレモングラスが、春の訪れのように楽しく開放的な気分にしてくれる。鼻から抜ける清涼感は、暑い夏のボーっとした頭をシャキッとしてくれる。とても飲みやすい味。

至福の一杯への近道

ゾネントアでは一人一人に合わせてハーブティーを提案してくれる。数ある中から、自分だけの一杯に出会うには、ハーブティーを飲んだ後のことをイメージするのが近道だ。まずは、目的探しから・・・

今、どんな気分?
リラックスしたい、集中力が途切れた、テンションを上げたい etc
どうなりたい?
肩こりを改善したい、痩せたい、ぐっすり寝たい etc
何を食べる(食べた)?
お肉、パスタ、カレー、甘いデザート etc

例えば、「最近食べ過ぎて体重の増加が気になるけれど、やっぱり満腹感を得ないと満足できない・・・」という場合、ゾネントアでは、食前に飲むと空腹感を抑え、食事の量を自然と減らしてくれる『くいしんぼうの断食(*1)』を勧めてくれる。

「仕事の付き合いでどうしても飲み会が多い。少し体が心配・・・」という時は、肝臓の働きをサポートしてくれる『イッツオールグッド(バード)(*2)』が差し出される。利尿作用を持つといわれるタンポポの葉やフェンネルが、お酒を飲んだ後の心強い味方になってくれる。

他にも、月の満ち欠けに合わせて1ヵ月の体調を整える「月のお茶」や、中世ヨーロッパで最も重要な女性の一人と言われるヒルデガルトが残した、800年前のレシピを再現した「ヒルデガルトのお茶」など、ゾネントアでしか手に入らない珍しいハーブティーもある。

目的のハーブティーが見つかったら、それまでジュースやコーヒーで飲んでいた 一杯を、ハーブティーに変えてみよう。

(*1)レモンバーム・ラズベリーの葉・パイナップルセージ・ヘーゼルナッツの葉 他
(*2)スペアミント・ヤロウ・タンポポの葉・フェンネル・レモングラス 他

眺めるだけでもリラックス

眺めるだけでもリラックス

ペパーミント、カモミール、ハイビスカスなどはシングルティー(1種類のみ)で飲むこともあるが、ほとんどは、ブレンドティー(2〜5種類)になっている場合が多い。茶葉をブレンドすることで、それぞれのハーブが持つ特性が混ざり合い相乗効果が現れ、香りもミックスされていく。

また、ハーブティーは“色を眺める”だけでも、リラックス効果をもたらしてくれるのだとか。そのため、ポットとカップは白や透明なガラスで飲むのが一般的。赤、黄色、オレンジ、水色・・・自然の優しい色合いが、ゆったりとした気分にさせてくれる。

ハーブティーの受け皿はとても広い。忙しい毎日、もっと自分らしく過ごすために、「こうなりたい、この味は苦手、この香りは好き」とワガママに選んで良いのだ。

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ハーブティーは、薬効成分が含まれるため、妊娠中、授乳中、ぜんそく、アレルギーをはじめ、持病がある場合は、特に注意が必要となりますので、必ず確認してから飲んでください。また、日本ではハーブティーは医薬品ではありません。病気を治すためではなく、日常生活のサポートとして楽しんでください。

知ってると便利!夏のおすすめハーブ

ペパーミント

夏は体をクールダウンしてくれ、冬は温かくしてくれる優れもの。口臭が気になる人にもおすすめ。
ペパーミント

セージ

優れた制汗作用で太鼓判を押されているハーブ。汗かきや体臭が気になる人に。
ペパーミント

ローズヒップ

レモンの20倍ビタミンCがあり「ビタミンCの爆弾」と言われることも。美肌を求める人におすすめ。
ペパーミント

マテ

「飲むサラダ」と呼ばれるほど、栄養が豊富。夏バテで食欲がない時や、むくみが気になる時に。
ペパーミント

ハーブティーにこだわっているおすすめカフェ

【愛知・名古屋】ハレカフェ

【愛知/名古屋】ハレカフェ
木をふんだんに使ったナチュラルな雰囲気のカフェ。ローソクで温めてくれるのでハーブの成分がじっくりと抽出される。

【沖縄・石垣島】ティーダとトゥモール

【沖縄/石垣島】ティーダとトゥモール
石垣島産のハーブや沖縄健康茶などを使った、オリジナルブレンドのハーブティーが楽しめる専門店。テラスから海を見ながらハーブティーを飲める人気カフェ。

>>お店の詳細を見る

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